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キャプテン・アメリカが悪に 『シークレット・エンパイア』(1・2)

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『シークレット・エンパイア』(1・2)

 キャプテン・アメリカが悪者だったら…との趣向で描かれたアメコミ大作。

 いくつかの事故と陰謀が重なり、マーベル世界の過去が改変される。
 スティーブ・ロジャースは幼少期、ヒドラ(悪の秘密結社)に洗脳されていたことになってしまう。その後、彼は米軍に入隊し、超人血清が投与される。

 現代社会でスーパーヒーロとして活躍していたキャップは突如、隠していた“正体”を現す。さらには、混乱に乗じて国際平和維持組織「シールド」を掌握し、米政府まで支配する。
 抵抗しようとしたスーパーヒーローたちは、キャップの奸計で分断、放逐されたり弾圧されたり懐柔されたり。

 ところが、ヒドラに属していても、元来の高潔な精神は変らない。
 キャップは強権でもって社会をクリーンに変革。犯罪も失業も、米国では大幅に減少する。

 強いリーダーシップにすべてゆだねる社会を選ぶのか? 多様な主義主張が混在する社会を守るべきなのか? …なかなかにシビアな問いかけだぞ。
 意外に重厚で、読み応えありました♪

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天竺堂通信
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