“地上最強の生物”とか呼ばれる某人物によると「毒も喰らう/栄養も喰らう/両方を共に/美味いと/感じ――/血肉に変える/度量こそが/食には肝要だ」。
これは読書にも当てはまりそう。
本書は松岡正剛が1981年に雑誌掲載した読書ガイドが基になってる。
「読書は男のケンカだ」とか「読書そのものを読書する」とか「読書で一番遠いところへ行く」などなど、独特のカテゴライズと寸評でもって、365冊を紹介。
おおむね1ページに3冊掲載され、隣り合う書籍にはゆるい関連性があるそうな。
ある本に興味が湧いたら、隣の本も、さらに隣も…と関心が拡がっていくように構成されてるところが面白い。
読書好きならワクワクします。
学術書もマンガも小説も写真集も、いかがわしげなトンデモ本(?)もあるぞ。
あらゆる本から価値を得ようとする、著者の情熱や貪欲さが伝わってきて、ただただ感心するばかり♪