天竺堂の本棚小説

怪異譚の現場 引き出される“強さ” 『黒武御神火御殿』

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『黒武御神火御殿』

 カウンセリングに「コーピング・クエスチョン」という技法がある。
 過酷な状況に置かれてきた相手に、「どうやって耐えられたのですか?」「今まで頑張ることができた理由は?」などと問いかけ、自分に内在する“強さ”を見付け、認めてもらう。たいへんな不幸に襲われたのに、少なくともしのぐことができてる…との気付きが、“しのいだ自分”が持ってる力を認めさせ、立ち上がるきっかけをもたらす。

 各人が“しのいでここに来る”までを語ることで、何かを納得し、受け入れ、克服する。
 そんな「黒白の間」は、心理臨床の現場みたいです。怪異が語られたりするところも含めて。

 それにしても、「お勝はますます頼もしくなるなぁ」「富次郎はちゃんと絵を描けよ」なんて思うのは、私だけじゃないはずw

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