天竺堂の本棚小説

謎の“商人” 富次郎の前に 『魂手形』

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『魂手形』

 宮部みゆきのライフワーク的な伝奇シリーズ、その第7巻。

 百物語の聴き手である富次郎は、聴き終えた物語にちなんだ絵を描くことを自分に課してる。
 モチーフの選択が毎回、ナナメ上あたりにズレてるように思えるんだけど、それはそれで面白い。

 富次郎の前に、またもや謎の“商人”が現れ、何やら脅迫めいたことを言って消える。
 こいつとの“最終決戦”ってどんな形になるんだろうとか、書き溜めた絵がいずれ“爆弾”になるんじゃなかろうかとか…あれこれ憶測しながら、これからも読み続けていくんでしょうね♪

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