天竺堂の本棚小説

宇宙規模の追跡劇 イカダで星々巡る 『エンディミオン』(上・下)

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さまざまな惑星巡る追跡劇 『エンディミオン』(上・下)

 ダン・シモンズによるSF4部作の第3部。

 業務上過失致死みたいな罪で死刑になった主人公が、謎の人物に助けられ、ある少女の命運を託される。ついでに、人類を支配する巨悪の壊滅や、喪われた地球の発見など、無理難題も押し付けられる。なのに、河をイカダで旅することになる。

 メチャクチャと言うか、ゴーカイと言うか。
 緻密にして複雑だった前2作とは、明らかに趣が異なってる。

 さまざまな惑星を巡りながら追跡劇が展開する、直線的な物語。
 キャラクターは立ってるし、舞台も道具立てもバラエティ豊か。エンターテインメントとして素直に楽しめました♪

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