カウンセリングに「コーピング・クエスチョン」という技法がある。
過酷な状況に置かれてきた相手に、「どうやって耐えられたのですか?」「今まで頑張ることができた理由は?」などと問いかけ、自分に内在する“強さ”を見付け、認めてもらう。たいへんな不幸に襲われたのに、少なくともしのぐことができてる…との気付きが、“しのいだ自分”が持ってる力を認めさせ、立ち上がるきっかけをもたらす。
各人が“しのいでここに来る”までを語ることで、何かを納得し、受け入れ、克服する。
そんな「黒白の間」は、心理臨床の現場みたいです。怪異が語られたりするところも含めて。
それにしても、「お勝はますます頼もしくなるなぁ」「富次郎はちゃんと絵を描けよ」なんて思うのは、私だけじゃないはずw