ブロポタポタリング&輪行

南阿蘇鉄道 高森駅-長陽駅:ローカル鉄道に沿って

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黄金色の稲穂、その向こうには阿蘇の秋空
黄金色の稲穂と、阿蘇の秋空

 秋の南阿蘇へ輪行し、阿蘇郡の高森町と南阿蘇村をポタリングしました。
 自動車で訪れたことは何度もあるのですが。南阿蘇鉄道を利用したのは初めてでした。

 10月の週末、早朝に自宅を出ました。
 ブロンプトンを担いでJRに乗り、目指すは豊肥線の肥後大津駅。ここで南阿蘇鉄道に乗り換えます。南阿蘇鉄道は朝夕1便ずつ、JR線に乗り入れているのです。

(左)南阿蘇鉄道のワンマン車両、(右)フランキー像
(左)南阿蘇鉄道のワンマン車両、(右)フランキー像

 ワンマン車両の窓外に、第一白川橋梁から見下ろす白川の絶景や、南阿蘇の田園風景が流れていきます。途中の駅ですれ違ったトロッコ列車から、観光客たちが手を振ってくれました。

 50分ほど列車に揺られ、高森駅に到着。モダンな印象の駅舎です。駅の芝生広場には、漫画「ONE PIECE」のフランキー像が鎮座、記念撮影をする人たちが順番待ちをしていました。

高森駅のモダンな駅舎
高森駅の駅舎

 高森駅前でブロンプトンを展開し、漕ぎ出します。
 向かったのは、山村酒造の蔵元です。直営店で地酒「れいざん」を購入しました。重い荷物は増やすべきではないのですが、つい手が出てしまって。

(左)山村酒造の酒蔵と直売所、(右)道の駅 あそ望の郷くぎの
(左)山村酒造の酒蔵と直売所、(右)道の駅 あそ望の郷くぎの

 国道325号に出て、洋食店「グリル・ド・加藤」を訪れました。阿蘇の五岳にちなんでいるという「根子岳カレー」に舌鼓。

 昼食後は南下して、南阿蘇鉄道・見晴台駅付近から、農地の間を伸びている道路を進みます。たまたま収穫期に当たっていたので、黄金色の稲田に農機が入って稲刈りをする風景が。

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古本を買い、おみくじを引き…

 農地の道路を抜け、県道28号のワインディングロードを西進。行楽の人々でにぎわう道の駅「あそ望の郷くぎの」で休憩しました。濃厚なソフトクリームを舐めつつ、テラスで上演されていた猿回しをながめたり。

白水高原駅の十二角形の駅舎
白水高原駅の駅舎

 道の駅を出た後は、再び北上し、南阿蘇鉄道・南阿蘇水の生まれる里白水高原駅を目指します。かつては日本一長い駅名だったとか。
 木造十二角形のユニークな駅舎では、週末限定で古本屋「ひなた文庫」が営まれています。そそる書籍がたくさんある中、私は文庫本を4冊買いました。

 続いて訪れたのは、南阿蘇鉄道の阿蘇下田城駅。往路の車窓から目撃した、駅舎そばの奇妙な小屋が気になっていたのです。
 そこは「阿蘇カラクリ研究所」なる謎の機関(?)が運営する、多種多様なおみくじマシーンがひしめく異空間。ひとつのマシーンに硬貨を入れてみたところ、ロボットが踊りながら「中吉」を選んでくれました。

(左)おみくじマシーン満載の小屋、(右)長陽駅のホーム
(左)おみくじマシーンの小屋、(右)長陽駅のホーム

 長陽駅でブロンプトンを畳み、南阿蘇鉄道に乗りました。
 終点の立野駅でJR豊肥線に乗り換えるはずだったのですが、列車が来るまで1時間ほど余裕があったので、駅前で自転車を展開。JR肥後大津駅まで国道57号を走りました。

 秋晴れに恵まれ、空気が乾燥していて風はさわやか。5速に多段化したことも手伝って、快適な輪行でした。

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