グラフィックデザイナーによる、2000年3月から2005年11月までの雑記集。
デザイン業界、デザイナーという仕事、プロとしての姿勢、会社経営、生き方…などなど。その時々に考えたり思ったりしたことがボツボツとつづられてる。
えらくアグレッシブな時もあれば、妙にヘコんでる時もある。
丁寧な言葉遣いで書いてる時もあれば、やや無骨なカンジの時もある。
長々と熱く語ってる時もあれば、思い付きをメモっただけみたいな時もある。
才能と実績を併せ持ってる人材だけに、その主張はなかなかに個性的。強い一貫性があるようにも思える。
だけど、読み進むうちに、しばしば戸惑ったり動揺したり迷ったりする、人間的な一面が見えてくる。
まとまった期間の日記などを読むと、著者の価値観や思想信条などに染まったりする。
それは一時的なことが多いけど、自分の内面が強く影響されてしまう場合も。
日記文学や日記風エッセイには、他人の考え方を“体験”できる醍醐味がありますね♪