母方の祖父は102歳で亡くなった。
その祖父の葬儀の真っ最中に、私の息子が生まれた。
私は産院にいたので、葬儀の様子は知らないが、祖父の曾孫が誕生したと葬祭場でアナウンスがあったそうだ。
祖父と曾孫は“ニアミス”だったけど、つながるものがあったと信じたい。
私が「お前は102歳まで生きたりして」と言ったら、息子から「そんなの誰にも分かんないだろ」と返された。
いやいや、ひいじいちゃんから何か受け継いでるかもよ。
……数奇な運命に翻弄されまくる一族の物語を読んでるうちに、いつしか自分の一族に目が向いていたのでした♪