施設長の学び!

“親亡き後”に備えて

障害児・者の親御さんたちが懸念する“親亡き後”の問題。 自分たちの死後、この子はどうなるのか…模索し、悩み続けている方は多いようです。  私が見聞きした2つの事例をご紹介します。 知的障害のあるAさん... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

自由な社会にこそ 実はルールが必要 『友だち幻想』

人間関係から生じる悩みについて、社会学者が考察してる本。 個人への具体的アドバイスや、学校教育への提言などが書いてある。  興味深かったのは、“自由”とは何か、どんな状態が望ましいのかを説いてる箇所。... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

高度資本主義社会で 踊り続ける人生 『ダンス・ダンス・ダンス』

降りかかる火の粉を払いながら歩いていくのが人生だと個人的には思ってる。 本書の表現では、踊り続けるのが人生らしい。ただひたすらに。  作中で何度も言及される「高度資本主義社会」においては、雑多な案件が... 【続きを読む】
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エッセイ

恐慌の災害体験 忘れないために 『コロナの時代の僕ら』

イタリア人作家のエッセイ集。 新型コロナウイルスが同国で拡大してた時期の、不穏さがつのる中での暮らしを、淡々とした筆致でつづる。  著者は合理的メンタリティの持ち主らしく、コロナ禍という災害に対し、科... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

犯罪者たちの奇縁 新幹線で交錯 『マリアビートル』

東北行きの新幹線に、犯罪業界の連中が乗り合わせる。 有名なプロフェッショナルだったり、無名の元プロだったり、売出し中のルーキーだったり、未完の大器(?)だったり。みんな目的はバラバラだけど、無自覚な奇... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

“主役”はオマエ 熱く鼓舞する物語 『アルケミスト』

学校あたりでは「将来へ夢を持とう」「やりたいことを見付けよう」「ひたむきに頑張ろう」なんて子供に諭したりする。無益とは言わないけど、幸福や栄達を確約するものではない。 半世紀ほど生きてきた経験上、夢と... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

自由? 寂しそう? 感想に変化が 『羊をめぐる冒険』(上・下)

20年以上ぶりに再読。 以前はフツーに読み飛ばしてた箇所に、ふと目が留まったり、共感したり、違和感を覚えたりして、そこが面白い。自分が年を取ったせいかも。  不可解な出来事にほんろうされる主人公は、そ... 【続きを読む】
施設長の学び!

プロ意識は必要だけど…

以前にも書きましたが、福祉業界ではしばしば感情労働が要求されます。 自分の感情を抑え、サービスに従事しなければならない場合が、少なからずあるのです。  職員も人間ですから、支援対象の言動にストレスを覚... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

“必然”の連鎖? 人類史の流れ 『銃・病原菌・鉄』(上・下)

日本に生まれ、某県某市で暮らしてる私。 民主主義とか科学技術とか、文明の便益をそれなりに享受できてる。一方で、便益が享受できてない国家・地域もたくさんある。 この事実は、私自身の才能や努力とも、日本人... 【続きを読む】
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