その他

ダウン症の兄 妹がクールに観察 『ヒロのちつじょ』

ダウン症の実兄“ヒロ”の日常を、妹の視点で紹介した、風変わりなイラスト集。美大での卒業制作を書籍化したそうな。  平日は入所施設で暮らし、週末を実家で過ごす兄の姿を、デザインを学ぶ妹が、シンプルな描線... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

会いたさも尻込みも 気持ちはホンモノ 『ソラリス』

少年時代、私は祖母と同居していました。内孫の長男である私の大成を、祖母は強く望んでいたようです。 しかし、私はボンクラだったため、高校受験に失敗。祖母は私以上に落胆し、その年の夏、病気で他界したのでし... 【続きを読む】
施設長の学び!

中・長期的な経営方針に悩む

「あの利用者さんは明日も来てくれるだろうか?」「明後日は現場の職員配置が変わるけれど、うまく回せるだろうか?」そんな直近のことを心配する一方で。  「あの利用者さんは来年も居てくれるだろうか?」「ウチ... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

特捜部の“謎”に直面 新展開へ 『機龍警察 狼眼殺手』

シリーズ5作目。新たな展開が待ってます。  この物語には、初めから「他国に優る先端テクノロジーを搭載する機甲兵装が、どうして警視庁特捜部に配備されてるの?」という根本的な“謎”がある。 次世代通信事業... 【続きを読む】
マンガ

“交換日記”のドラマ 読後感さわやか 『カツカレーの日』(1・2)

恋愛と結婚の間でココロ揺れてるアラサー女子が主人公。たまたま入ったカフェの落書きノートを通して、謎の人物との交流が始まり…というマンガ(2巻完結)。  このSNS全盛の時代に、あえて“交換日記”という... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

弱く愚かな人々 普遍的な姿に共感 『火星年代記(新版)』

名高いSF短編集を、ブラッドベリ自身が改訂した“決定版”みたいな本。  人類の火星進出に絡んだ短編が時系列に並んでるんだけど、旧版よりも時代設定が未来へずらされ、いくつかの話が追加・削除してある。訳文... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

SFとミステリの合体? 奇想の意欲作 『ジャック・グラス伝』

著者によると「“黄金期”のSF小説と“黄金期”の推理小説を合体させてみたい」との意向で書かれたそうな。  太陽系に拡がった人類が、封建的な階級社会を築いてる未来世界が舞台。 「宇宙的殺人者」と称される... 【続きを読む】
ビジネス

人口減少社会への対応策 新たな充足目指す 『里山資本主義』

人口減少社会に向けての具体的な対応策を示してる、日本総研の研究員と、NHK広島取材班の共著。  地元の資源を活かしてモノやエネルギーを地域内で循環させる仕組みを創出し、住民たちの協力関係を基盤とした充... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

小惑星探査めぐる謎 ミステリ風ハードSF 『ここから先は何もない』

山田正紀の長編SF。  日本が打ち上げた小惑星探査機が、予定されていなかった未知の小惑星に着陸。常識的には存在するはずのない“資料”を回収してきた。 資料は米軍が横取りし、沖縄の離島に秘匿してしまう。... 【続きを読む】
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