エッセイ 食の印象や感動 前向きに捉えたい 『おなかがすいたハラペコだ。』(1・2) 椎名誠の食エッセイ。正続2冊を一気読み。 世界各地に足を運び、あれこれ見聞きし、食べてきた著者だけに、話題豊富にしてネタどっさり。 のはずなのに、同じような話が頻出してる。 「高齢者の繰り言」とか意地... 【続きを読む】 2020.08.25 エッセイ天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 史強に嫁を見付けてほしい 『三体2 黒暗森林』(上・下) 話題のSF巨編、第2弾。 地球侵攻の壮大さとか、面壁者と破壁人の頭脳戦とか、未来社会の変わりようとか、宇宙社会学の興趣とか、読みどころがテンコ盛り。 ページをめくる手が止まりませんでした。 それはとも... 【続きを読む】 2020.08.24 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! ステップアップを考える ウチのような障害者支援施設は、障害者総合支援法の枠組みの中で運営されています。 とは言え、法制度が実態に合っているのかどうかは疑問です。 私は正直、少なからぬ“ズレ”を覚えます。個人的な印象ではありま... 【続きを読む】 2020.08.23 施設長の学び!考え・気付き
マンガ 業界の実際 芸人がマンガで紹介 『ゴミ清掃員の日常』 ゴミ回収・処理の舞台裏を描いたエッセイ風のマンガ。 著者は中堅(?)のお笑い芸人で、妻の出産に際して安定収入を確保すべく、副業でゴミ清掃員に。ホノボノとした素朴な作画は、妻の担当。 年齢制限がなかった... 【続きを読む】 2020.08.21 マンガ天竺堂の本棚
エッセイ 弱さや惨めさ肯定 “後退”の啓発本 『あやうく一生懸命生きるところだった』 ユニークな自己啓発本。と言うか、むしろ“後退”を指向してるエッセイ。 著者は40代の韓国人男性。 3浪して難関美大に入学、兵役を経て30歳で卒業し、会社員とイラストレーターを兼業するも、どちらにもヤル... 【続きを読む】 2020.08.07 エッセイ天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 家庭人を目指す 凄腕の殺し屋 『AX』 伊坂幸太郎の連作短編集。 主人公は凄腕の殺し屋、通称「兜」。普段は平凡なサラリーマンとして、妻子と暮らしてる。 何故か兜は恐妻家で、妻の機嫌を損ねないよう、家庭では常に細心の注意を払ってる。深夜に帰宅... 【続きを読む】 2020.07.28 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! “親亡き後”に備えて 障害児・者の親御さんたちが懸念する“親亡き後”の問題。 自分たちの死後、この子はどうなるのか…模索し、悩み続けている方は多いようです。 私が見聞きした2つの事例をご紹介します。 知的障害のあるAさんと... 【続きを読む】 2020.07.23 施設長の学び!現場の学び
天竺堂の本棚 自由な社会にこそ 実はルールが必要 『友だち幻想』 人間関係から生じる悩みについて、社会学者が考察してる本。 個人への具体的アドバイスや、学校教育への提言などが書いてある。 興味深かったのは、“自由”とは何か、どんな状態が望ましいのかを説いてる箇所。 ... 【続きを読む】 2020.07.21 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 高度資本主義社会で 踊り続ける人生 『ダンス・ダンス・ダンス』 降りかかる火の粉を払いながら歩いていくのが人生だと個人的には思ってる。 本書の表現では、踊り続けるのが人生らしい。ただひたすらに。 作中で何度も言及される「高度資本主義社会」においては、雑多な案件が続... 【続きを読む】 2020.07.10 天竺堂の本棚小説