天竺堂の本棚 会いたさも尻込みも 気持ちはホンモノ 『ソラリス』 少年時代、私は祖母と同居していました。内孫の長男である私の大成を、祖母は強く望んでいたようです。 しかし、私はボンクラだったため、高校受験に失敗。祖母は私以上に落胆し、その年の夏、病気で他界したのでし... 【続きを読む】 2017.10.10 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! 中・長期的な経営方針に悩む 「あの利用者さんは明日も来てくれるだろうか?」「明後日は現場の職員配置が変わるけれど、うまく回せるだろうか?」そんな直近のことを心配する一方で。 「あの利用者さんは来年も居てくれるだろうか?」「ウチ... 【続きを読む】 2017.10.08 施設長の学び!考え・気付き
天竺堂の本棚 特捜部の“謎”に直面 新展開へ 『機龍警察 狼眼殺手』 シリーズ5作目。新たな展開が待ってます。 この物語には、初めから「他国に優る先端テクノロジーを搭載する機甲兵装が、どうして警視庁特捜部に配備されてるの?」という根本的な“謎”がある。 次世代通信事業... 【続きを読む】 2017.10.04 天竺堂の本棚小説
マンガ “交換日記”のドラマ 読後感さわやか 『カツカレーの日』(1・2) 恋愛と結婚の間でココロ揺れてるアラサー女子が主人公。たまたま入ったカフェの落書きノートを通して、謎の人物との交流が始まり…というマンガ(2巻完結)。 このSNS全盛の時代に、あえて“交換日記”という... 【続きを読む】 2017.10.02 マンガ天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 弱く愚かな人々 普遍的な姿に共感 『火星年代記(新版)』 名高いSF短編集を、ブラッドベリ自身が改訂した“決定版”みたいな本。 人類の火星進出に絡んだ短編が時系列に並んでるんだけど、旧版よりも時代設定が未来へずらされ、いくつかの話が追加・削除してある。訳文... 【続きを読む】 2017.09.27 天竺堂の本棚小説
天竺堂の本棚 SFとミステリの合体? 奇想の意欲作 『ジャック・グラス伝』 著者によると「“黄金期”のSF小説と“黄金期”の推理小説を合体させてみたい」との意向で書かれたそうな。 太陽系に拡がった人類が、封建的な階級社会を築いてる未来世界が舞台。 「宇宙的殺人者」と称される... 【続きを読む】 2017.09.17 天竺堂の本棚小説
ビジネス 人口減少社会への対応策 新たな充足目指す 『里山資本主義』 人口減少社会に向けての具体的な対応策を示してる、日本総研の研究員と、NHK広島取材班の共著。 地元の資源を活かしてモノやエネルギーを地域内で循環させる仕組みを創出し、住民たちの協力関係を基盤とした充... 【続きを読む】 2017.09.14 ビジネス天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 小惑星探査めぐる謎 ミステリ風ハードSF 『ここから先は何もない』 山田正紀の長編SF。 日本が打ち上げた小惑星探査機が、予定されていなかった未知の小惑星に着陸。常識的には存在するはずのない“資料”を回収してきた。 資料は米軍が横取りし、沖縄の離島に秘匿してしまう。... 【続きを読む】 2017.09.11 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! “精通”よりも大切なこと 「社会福祉士になったら、高齢者とか障害者とか、福祉のいろんな分野に通じていなければならないのでしょうか?」 ウチの施設に来ていた実習生から、そう訊ねられたことがあります。 大学や専門学校などから、... 【続きを読む】 2017.09.11 施設長の学び!現場の学び