天竺堂の本棚

東北の山奥に “怪獣”現れる時代劇 『荒神』

宮部みゆきの伝奇時代劇。  東北の山奥に巨大UMA(未確認生物)が出現し、村人や武士を襲うという。 オドロキの“怪獣モノ”です。  小藩同士の確執やら、藩内での暗闘やら、ドロドロとした人間模様も絡んで... 【続きを読む】
施設長の学び!

技能の先にあるものを問う

福祉作業所での支援の一環として、支援者が利用者さんに技術的な指導を行なうことがあります。 例えば、包丁を使って果物の皮をむく。例えば、厚紙を折り曲げて箱形に組み立てる。  手順をスモールステップに分解... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

ペット溺愛する飼い主たち考察 『イヌネコにしか心を開けない人たち』

ペットを溺愛する人びとが増えてる現状を、香山リカが考察した本。 ちなみに著者自身、イヌもネコも飼っており、ペットロスの経験もあるそうな。  社会の“ペット観”は変化してる模様。 従来の飼い主は、人間へ... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

ブラックな笑いが 限界集落舞台の短編集 『四人組がいた。』

高村薫のオムニバス短編集。  山奥にある限界集落が舞台。 主な登場人物は、地元地域の自治体合併で消えた村の元村長と元助役、野菜売りのオバさん、そして郵便局長。老境に差しかかってる4人組。  小さな郵便... 【続きを読む】
施設長の学び!

それぞれの人生、それぞれの幸せ

「私が死んだら、この子はどうなるのか…?」と苦悩する親御さんがいます。 「できることなら私は、この子を看取った翌日に死にたい」と訴える親御さんもいます。  “親亡き後”は、障害児・者がいる家庭にとって... 【続きを読む】
エッセイ

不安や戸惑い 業界の未来を模索 『書店不屈宣言』

ベテラン書店員が、書籍販売の舞台裏などをつづったエッセイ集。  インターネット販売の興隆や出版不況、電子書籍の普及などにより、書店と書店員の存在は脅かされてるそうな。  それでも、書籍という紙媒体には... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

非日常が混入 奇妙な味わいの短編集 『月の部屋で会いましょう』

奇妙な味わいのSF短編集。  出てくるのは、頭髪を分け入った先に現れるジャングルとか、猫を延々とキャッチボールする仕事とか、オムツの中に小鳥やネズミをヒリ出す赤ん坊とか、シュールなモノゴトばかり。 そ... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

駆け引きと妥協 国連の実際を紹介 『国際社会で働く』

国連について、元外務官僚が紹介してる本。  第二次大戦の後、戦勝国主導で組織された国際連合。 平和を謳ってはいるものの、実際に優先されるのは加盟各国の“国益”。大国と小国の利害が絡み合い、駆け引きと妥... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

世界史のスーパースター ドラマチックな武勇伝 『ユリウス・カエサル ルビコン以前』(上・中・下)

西洋古代史のスーパースター、ユリウス・カエサルの活躍をつづったパート。紀元前100年ごろ。  若いころは、モテモテのプレイボーイにして、巨額の借金を背負ってしまったりもするゴーカイさんだったらしい。 ... 【続きを読む】
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