エッセイ

西欧と向き合う 若き日本人 『ヨーロッパ退屈日記』

マルチな才人だった伊丹十三の、若き日のエッセイ集。 俳優として洋画『北京の55日』に出演した時の、ヨーロッパでの滞在生活を記してる。 内容にも文章にも、独特のクセがある。 ウンチクとキザとコダワリと自... 【続きを読む】
施設長の学び!

語る経験、聴いてもらう経験

「言語化」の訓練を行ないました。 漠然としたイメージや、とりとめのない思考などを、言葉で表現できるようになることが狙い。 社会福祉士会の研修でのワークでした。 参加者は2人1組になり、質問者と回答者を... 【続きを読む】
施設長の学び!

ハシゴを生み出した熱意

「『高い場所に上がりたい』という熱意が、ハシゴという道具を生み出しました。私たちの身近にあるハシゴは、先人たちの熱意の結晶なのです」 研修で訪れた特別支援学校の、校長先生の言葉です。 先生は好んで“ハ... 【続きを読む】
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マンガ

哲学者や思想家をギャグマンガに『現代思想の遭難者たち』

近・現代に活躍した哲学者や思想家たちの業績などをネタにした、いしいひさいちのギャグマンガ。 ある程度の知識がないと何が面白いのか分からない、難解な4コママンガがあったりもする。 何とも高度で先鋭的。笑... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

自由とは? 労働とは? 思考実験の世界 『所有せざる人々』

アーシュラ・K・ル=グウィンの長編SF。 舞台はふたつの惑星。 ひとつは、過酷な風土の中、アナーキストたちが相互扶助によって暮らす、惑星アナレス。もうひとつは、肥沃な自然に恵まれ、資本主義経済が栄えて... 【続きを読む】
施設長の学び!

“地元”を“施設”に置き換えて

「ないものねだりをやめて/あるものさがし ~地域を元気にする地元学のすすめ~」と題する講演を聴きました。 講師の吉本哲郎氏は、熊本県水俣市の市職員として公害問題や地域活性化に取り組んできた人物。水俣病... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

確度が高い 近未来の予測 『21世紀の歴史』

フランスの経済・政治学者ジャック・アタリが、2050~2100年ごろを予測してる本。 本書によると近い将来、国家の枠を超えた資本主義の「超帝国」が出現する。そうして、地域紛争がエスカレートした「超紛争... 【続きを読む】
施設長の学び!

書籍『枠組み外しの旅』

障害者福祉の現場にいると、しばしば無力感や諦念にとらわれることがあります。 支援の努力が実を結ばなかったり、事業計画が規制に阻まれたり…このような時は、見えない“枠”に囲まれている気分になります。 硬... 【続きを読む】
エッセイ

笑ったり感心したりのエッセイ集 『さらば東京タワー』

朝日の『丸かじり』と双璧をなす、東海林さだおのもうひとつのエッセイシリーズ。文春です。 掃除ロボット「ルンバ」を導入したことを、“部下ができた自分”として意識するという、アクロバティックな発想には大い... 【続きを読む】
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