マンガ

哲学者や思想家をギャグマンガに『現代思想の遭難者たち』

近・現代に活躍した哲学者や思想家たちの業績などをネタにした、いしいひさいちのギャグマンガ。  ある程度の知識がないと何が面白いのか分からない、難解な4コママンガがあったりもする。 何とも高度で先鋭的。... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

自由とは? 労働とは? 思考実験の世界 『所有せざる人々』

アーシュラ・K・ル=グウィンの長編SF。  舞台はふたつの惑星。 ひとつは、過酷な風土の中、アナーキストたちが相互扶助によって暮らす、惑星アナレス。もうひとつは、肥沃な自然に恵まれ、資本主義経済が栄え... 【続きを読む】
施設長の学び!

“地元”を“施設”に置き換えて

「ないものねだりをやめて/あるものさがし ~地域を元気にする地元学のすすめ~」と題する講演を聴きました。 講師の吉本哲郎氏は、熊本県水俣市の市職員として公害問題や地域活性化に取り組んできた人物。水俣病... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

確度が高い 近未来の予測 『21世紀の歴史』

フランスの経済・政治学者ジャック・アタリが、2050~2100年ごろを予測してる本。  本書によると近い将来、国家の枠を超えた資本主義の「超帝国」が出現する。そうして、地域紛争がエスカレートした「超紛... 【続きを読む】
施設長の学び!

書籍『枠組み外しの旅』

障害者福祉の現場にいると、しばしば無力感や諦念にとらわれることがあります。 支援の努力が実を結ばなかったり、事業計画が規制に阻まれたり…このような時は、見えない“枠”に囲まれている気分になります。  ... 【続きを読む】
エッセイ

笑ったり感心したりのエッセイ集 『さらば東京タワー』

朝日の『丸かじり』と双璧をなす、東海林さだおのもうひとつのエッセイシリーズ。文春です。  掃除ロボット「ルンバ」を導入したことを、“部下ができた自分”として意識するという、アクロバティックな発想には大... 【続きを読む】
施設長の学び!

B型事業所は誰のため?

某テレビの福祉関連番組で、福祉施設(障害福祉サービス事業所)で働いている人たちの工賃についての特集が放送されました。 全国的に工賃が低い実態や、収益を伸ばしている先進的な施設の事例などを紹介。障害者福... 【続きを読む】
エッセイ

東海道を2年かけて“散歩” 『野武士、西へ』

東京から大阪までを“散歩”した、久住昌之のエッセイ。  下調べなどはせず、気まぐれに寄り道などをしながら、マイペースに進む。 くたびれたら無理をせずに中断し、鉄道で帰宅。そして後日、中断した地点まで鉄... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

「ゲド戦記」の世界観深める短篇集 『ドラゴンフライ』

『ゲド戦記』の外伝に当たる短篇集。全5編。  舞台となる「アースシー」の各時代、各地域のエピソードを、ディテール細かく描き出す。作品の世界観をグッと深めてくれる。  語り口は淡々としてるのに、不思議な... 【続きを読む】
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