天竺堂の本棚小説

平凡の健気さ 浮き彫りにする非凡 『空をこえて七星のかなた』

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 大きな夢を抱いて挑戦し、成し遂げる人がいる。その活躍をながめ、うらやむ人たちもいる。
 立場も事情も異なる両者だけど、どちらも主人公として日々を生きており、それぞれにドラマがある。

 …本書は、ある魅力的な女性の半生をつづった連作短編集。
 読者に近い“普通”の人たちが各話の主人公となり、その女性について物語る。

 凡人たちのさまざまな証言が、非凡な人物の輪郭を描き出す。
 非凡さとのコントラストで、かえって普通の人々の健気さが浮き彫りになってもいて、そのおかげか読後感は爽快です♪

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