天竺堂の本棚小説

宇宙規模のドンパチが 拡がる大風呂敷 『天冥の標9 ヒトであるヒトとないヒトと』(1・2)

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天冥の標9 ヒトであるヒトとないヒトと』(1・2)

 小川一水の大河SFシリーズ第9部。

 再び前進し始めた物語が、クライマックスへと盛り上がっていく。
 明らかになった“真相”は、それなりに衝撃的ではあったけど、小さなスケールにまとまってしまいそうな予感もしてた。

 ところがどっこい。
 主人公たちが流転していく先では、何故か『レンズマン』級の壮大なドンパチが繰り広げられてる模様。
 デカいデカい、宇宙規模の大風呂敷が拡げられたぞ♪

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