その他

構想を具現化 本書自体がお手本に 『なるほどデザイン』

印刷媒体というか2次元媒体向けの、デザインの指南本。 さまざまな“技”を羅列して「こんな効果が出せる」「こんな処理ができる」なんて解説してる本は多い。 けれど本書は、「こんな印象を抱かせたい」「こんな... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

人生狂う危険性も 教育制度の“真実”  『学歴の経済学』

教育制度の“不都合な真実”が分かりやすく書いてある本。 巷にはびこる「中卒より高卒・高卒より大卒。同じ高校、大学だったら偏差値が高い学校に進学することが将来の豊かさを約束する」という学歴モデルの、現状... 【続きを読む】
施設長の学び!

現場実習で得てほしい2つのこと

福祉専門職を目指す学生たちの現場実習。 ウチは小さい施設なので、実習が集中する夏場は、職員より実習生の方が多い時もあります。 利用者さんと職員に、実習生たちが加わると、施設内はワイワイガヤガヤ。 活気... 【続きを読む】
スポンサーリンク
天竺堂の本棚

主人公が探偵に 社会派ミステリ連作 『希望荘』

宮部みゆきの連作短編集。 甘くはないけど胃腸に優しいプレーンヨーグルトみたいな主人公・杉村三郎が事件に巻き込まれる、社会派ミステリシリーズの一冊。 前作で“逆玉の輿”からドロップアウトしてしまった主人... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

公教育の威厳薄れ “自明性”が崩壊へ 『学校へ行く意味・休む意味』

不登校の原因をマクロな視点で考察した本。 不登校が年々増加してる背景には、この社会の「子供が学校にかようのは当たり前」という“大前提”あるいは“自明性”みたいなものが、崩壊しかかってる実態があるらしい... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

馬琴の伝奇巨編 大団円までの執念 『八犬傳』(上・下)

ユニークな切り口で書かれた、山田風太郎による『南総里見八犬伝』。 室町時代後期として設定された物語パートと、それを創作してる江戸時代後期の滝沢馬琴パートが、交互に連なる趣向。 前者は、全98巻106冊... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

“中二病”も赤裸々に 青春時代を述懐 『子どもの頃から哲学者』

教育哲学の専門家が、青春時代を述懐してる本。 承認欲求が強すぎるあまり、高校では生徒会長になって“改革”を連発し、ストレスで円形脱毛症に。大学ではボランティアサークルで突如“人類愛”に目覚め、博愛精神... 【続きを読む】
マンガ

巨神兵とラブコメ!? 画期的SFマンガ 『シドニアの騎士』(1~15)

巨神兵みたいな生物兵器の“女の子”が、主人公とラブコメを繰り広げるという、ブッ飛んだシチュエーションを生み出してしまった、実に画期的なSFマンガ。 ノスタルジックな都市を内包した播種船とか、粘菌やクラ... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

足元を支えている 過去の堆積 『ゴールデンスランバー』

大学時代、友達と馬鹿なことばかりやってた。楽しい思い出だけど、もはや思い出しか残ってないし、それも次第にボンヤリしてきてる。 苗字を憶えてる奴は名前が分からず、名前が思い出せる奴は苗字を忘れた。 あい... 【続きを読む】
スポンサーリンク