天竺堂の本棚

幽霊屋敷 さまざまな切り口で 『私の家では何も起こらない』

幽霊屋敷をめぐる連作短編。全10話。 同じ屋敷を舞台に、語り手や年代、趣向など、それぞれ異なってる。凝ったホラー小説。  著者は「家という“枠組み”に幽霊が留まるのはどうしてか?」みたいな疑問を抱いて... 【続きを読む】
施設長の学び!

価値観の葛藤を経験する

価値観の異なる相手であっても、仕事として支援しなければならない場合があります。福祉専門職に限らず、教師や医師、警察官、弁護士など。  福祉専門職の研修で、価値観の葛藤を経験するためのワークを行ないまし... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

認識拡げる“拡張”で変革を 『独立国家のつくりかた』

社会改革について、ユニークな提案をしてる本。  国民の生存権をないがしろにする、今の国家・政府は認められない。 けれど、暴動やテロによって無理矢理に体制を転覆させても、より良い社会など到来しないだろう... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

19世紀末ロンドン舞台に奇想炸裂 『時の地図』

舞台は19世紀末のロンドン。主人公は『タイム・マシン』発表後のH・G・ウエルズ。  切り裂きジャックに殺された恋人を取り戻したいと願う青年。西暦2000年に行けるという時間旅行会社。未来世界の英雄に恋... 【続きを読む】
施設長の学び!

「事業所慣れ」の背後に

「施設を利用する人たちが“事業所慣れ”しないように…」 行政主催の研修会で耳にした言葉です。障害者の就労支援施設などが対象でした。  就労支援施設の目的は、一般就労(民間の企業・事業所で働くこと)によ... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

中学生たちが開く校内裁判 『ソロモンの偽証』(1~3)

全3部のミステリ(?)大作。  クリスマスの朝、公立中学校で2年男子の遺体が見付かる。警察と学校は“飛び降り自殺”で決着させた。 ところが、殺害事件だと訴える“告発状”が現われ、犯人として不良生徒3人... 【続きを読む】
施設長の学び!

「実は…」を耳にする時

「実は、障害のある者が身内におりまして…」 「実は、親戚の子供にちょっと問題があるようで…」  このような打ち明け話。 現在の仕事に就いて、しばしば経験するようになりました。
施設長の学び!

職場と居場所の間で

「まるでフリースクールですよ」 某障害者施設の施設長さんが言いました。 その施設長さんが知る、別の就労継続支援B型施設についての話です。  障害のある人たちに“工賃を稼ぐための職場”を提供するのがB型... 【続きを読む】
施設長の学び!

愚かさを認めること

「愚行権」という権利。 どこかで耳にしたことはあったのですが、あるベテランの相談支援従事者が言っていたのを聞き、改めて興味を抱きました。  他者から見て愚かしく間違った行為であったとしても、当人以外に... 【続きを読む】
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