このほど、「放送大学」に入学しました。
大学入学資格(高等学校卒業など)があれば入れる、通信制の大学です。
手続きをして学費を支払うと、入学許可書が送られてきました。あとは自分で学習を進めていくだけです。
専門書やビジネス書を読んだり、セミナーに参加したりするのも学びです。多くの人たちと意見を交わしたり、業務の中で感得したりするのも学びです。
学びではありますが、これらはいずれも場当たり的。
体系的にしっかりと学んでみたい、基礎から積み上げていくような学習をしたい…そう思うようになったことが、放送大学に入るきっかけでした。
また、放送大学の経験者が身近にいたことも、きっかけのひとつです。
とは言え、テレビやインターネットを使った自学自習が基本ですから、放送大学であっても場当たり的になってしまう恐れはあります。
そこで、「放送大学エキスパート」へ挑戦することに。科目群履修認証制度という、一定の科目をまとめた学習プログラムを修了し、履修証明書をもらう仕組みです。
コンスタントな学習へのモチベーションになってくれるでしょう。
「社会生活企画プラン」で学習へ
エキスパートには、文系・理系の科目群を組み合わせた30種類のプランが用意されています。「社会探求プラン」「異文化コミュニケーションプラン」「宇宙・地球科学プラン」「人にやさしいメディアデザインプラン」など、興味深いものばかり。
迷って結局、「社会生活企画プラン」を選びました。社会計画やコミュニティ計画、生涯設計などに参画できる人材の育成を図るプランとのこと。
私の仕事に近そうな「健康福祉指導プラン」「福祉コーディネータプラン」もあったのですが、各プランの内容などを見比べるうちに、「地域社会へ働きかけたい」との気持ちが湧いてきたのです。
福祉作業所で働いている私ですが、興味・関心は“施設”よりも“施設のある地域”へ向いているのかも知れません。…放送大学への入学を通して、気付かされたことです。
初年度の学習は「社会学入門」と「経営学概論」。
「大学時代にちゃんと勉強しておけば…」などと後悔を覚えないでもないけれど、「やりたくなった時こそが勉強のタイミングなのだ」と思い直し、履修証明書を目指して頑張ります。
photo credit: Illinois Springfield Commencement 2014 via photopin (license)