若き侍・ゼンの彷徨を描く、『ヴォイド・シェイパ』に続くシリーズ2作目。
不老不死をもたらすという「竹の石」をめぐり、ゼンが盗賊団と対決する。
日本でありながら日本でないような、時代劇でありながら時代劇でないような、独特の雰囲気は前作同様。“強さ”や“人生”について、延々悩み続けるゼンも前作同様。短かい時間での緊迫感を、詩のように表現する剣戟描写も前作同様。
それでも、人々と交わることでゼンの内面に変化が芽生えたり、出生の謎がほのめかされたりして、物語は少しずつ進んでいく。
面白いシリーズなんだけど、竹とか人間とか、細身の刀でバスバス斬ってる、そこんところが少々気になりますw