ゲートボールには良い思い出がない。
ちなみにゲートボールは、制限時間がある5対5のチーム競技。スティックで打ったボールを、3つのゲートに順次くぐらせてゴールし、その得点を競う。
大学時代に体育の授業でプレイした時、老人向けの健康スポーツだろうと舐めてかかった私は、大いに苦戦した。
ゲートボールでは最初に、自分のボールを第1ゲートに1打で通さなきゃならなず、ここをクリアしないとゲームに参加できない。ところが、私は下手クソすぎて、初ゲームでは第1ゲートをクリアできずに終わった。次のゲームでは、どうにか第1ゲートの先には進めたものの、チームの足を引っ張って迷惑がられるばかりだった。
その数日後、体育でグラウンドゴルフが行なわれた。
こちらは個人競技なので誰にも迷惑がかからないし、時間制限がないからマイペースに進められる。のびのびとプレイできた。
……オノ・ナツメが描くゲートボールチームは、コミュニティの理想像。老若男女の上手や下手や真面目や不真面目が混在し、それらが和やかにまとまってる。
グラウンドゴルフはストレスフリーだろうけど、ゲートボールにはあえてぶつがり合うことの良さがあるのかも。
とは言え、現実のゲートボールでは、人間関係とかドロドロしてそうなw