私の知人に、ケアマネジャーの女性がいます。
ステップアップを目指して現在、社会福祉士の試験勉強中。
この女性、珍しいことに44歳で地元の老人会に入会、さまざまな地域活動に取り組んでいます。
ユニークな価値観と、パワフルな行動力の持ち主なのです。
老人会という組織には、年齢制限が無い模様。
上限も下限も決まっていないため、“高齢者”に属さなくても入会できるのです。
組織に活力もたらす
彼女の親御さんは、かつてこの老人会の会長を務めていました。それをきっかけに、入会を勧める声がかかったとのこと。
また、停滞気味の組織に活力を呼び込みたいという、老人会側の思惑もあったようです。
「老人会は楽しい」と彼女は言います。
最年少のメンバーですから当然、周りからはチヤホヤ。それに、みんな「若い人は、言うこともやることも違うなぁ」などと大らかに受け止めてくれるので、伸び伸びと活動することができるそうです。
チヤホヤされるばかりではなく、彼女は率先してイベントや収益事業などに奔走。独自企画も打ち出すなど、老人会側の目論見どおりに、活力をもたらす存在となっているようです。
もはや“ソーシャルワーク”ですね。
努力家の彼女は、いずれ試験に合格するでしょう。
どのような社会福祉士になるのか、とても楽しみです。そして、老人会メンバーとしての今後も。
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