新宿警察署生活安全課の鮫島は、年齢が四十代のどこかで止まってしまった模様。
前作までに上司と恋人を失ったけど、女性上司が赴任してきたり、若手とコンビを組まされるなど、新たな変化もあって飽きさせない。
ITの普及などで犯罪の手口はアップデートされ、対する鮫島もスマートフォンやネット検索を利用するように。
警察組織を揺るがす重大な秘密を握ってしまい、キャリア官僚としての道は閉ざされたものの、無理に辞めさせられることもなくなった……これが鮫島の立場だけど、もはや“重大な秘密”の価値は低下し、鮫島が新宿署に居続ける方便に済んでるような。
こーなると、IWGPのマコトとか、「水戸黄門」にも通じる存在。
老いることなく時代を超え、コンテンポラリーな犯罪と戦い続けるスーパーコップ…それが「新宿鮫」なんでしょうかw