小説

母方の祖父は102歳で亡くなった。　その祖父の葬儀の真っ最中に、私の息子が生まれた。　私は産院にいたので、葬儀の様子は知らないが、祖父の曾孫が誕生したと葬祭場でアナウンスがあったそうだ。　祖父と曾孫は... 【続きを読む】

中世スペインの山中を旅する青年騎士が、いろんな人びとに出会い、いろんな話を聴かされる、61日間の物語。　出てくるのは、謎めいたイスラム教徒の美人姉妹や、神秘を探求するカバラ学者、元貴族というジプシー族... 【続きを読む】

事件現場に落ちてた物品の持ち主とか、近隣をウロついてた不審人物とか、そんな連中を引っ張ってきてガンガン拷問し、無理矢理に「私がやりました」と言わせる。で、一件落着。　……こんな“捕物”ばかりだったらし... 【続きを読む】

世の中には、いろんな殺し方、殺され方があって、それぞれに悲惨ではあるだろうけど。　個人的に「イヤだ」と強く思うのが撲殺。鈍器でもってなぐり殺すこと。　殺したり殺されたりしたことのない私でも、なぐったり... 【続きを読む】

戦争に行ったことはないし、誰かを殺そうとしたこともない。　なので、銃弾飛び交う前線に放り出された新米歩兵の気持ちは分からない。　それでも、戦争について見聞した知識や情報と、自分の経験を基に、想像してみ... 【続きを読む】

地下洞窟に設けられた３層の建築「方舟」。　たまたま男女が集まってるところに地震が発生、出入口が岩で塞がれると同時に、地下水が浸水し始める。全滅の危機。　やがて、誰か１人が犠牲になれば、他が助かると判明... 【続きを読む】

予定や約束、やっておきたい雑事などを忘れずに行なえるよう、手帳に書き込むことにする。　ところが、要件を書き忘れたり、手帳を見るのを忘れたり、手帳をどこかに置き忘れるなどして、どうにもうまくいかない。　... 【続きを読む】

ＳＦ大作『三体』の二次創作というか外伝というか番外編みたいな物語。　三体世界へスパイとして送り込まれた雲天明はどうなってたのか…という、本編で語られなかった部分を、熱心なファンが補完＆創作して発表。後... 【続きを読む】

大きな夢を抱いて挑戦し、成し遂げる人がいる。その活躍をながめ、うらやむ人たちもいる。　立場も事情も異なる両者だけど、どちらも主人公として日々を生きており、それぞれにドラマがある。　…本書は、ある魅力的... 【続きを読む】