小説

天竺堂の本棚

巨匠の遺作 壮大なハードSF 『虚無回廊』

巨匠による未完の遺作。 太陽系外に出現した、超巨大な円筒体(長さ2光年!)。それを探査すべく、人工実存(AI以上!)を搭載した宇宙船が向かうという、壮大なハードSF。 謎の円筒体は、知性を持つ生物や機... 【続きを読む】
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シュルレアリスムの冒険譚 『類推の山』

フランスのシュルレアリスム文学。 エベレストよりもはるかに高く、天上にまでそびえてるという“類推の山”。 あらゆる山々の存在、地球全体のバランス、古来の神話や伝承などを参考に、「この世のどこかに存在し... 【続きを読む】
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ゾンビが闊歩する“スチームパンク” 『屍者の帝国』

伊藤計劃が遺したプロローグを、円城塔が書き上げたSF大作。 フランケンシュタインの死体蘇生技術が普及した、奇怪な19世紀を描く。ある種の“スチームパンク”かな。 死体はゾンビ化され、兵士や御者、フォー... 【続きを読む】
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信長の跡目争い 軽妙な会話劇 『清須会議』

信長没後の跡目争いを、登場人物たちのモノローグ(現代語訳)でつづった時代小説。 武将や姫たちの会話の端々に、それぞれの思惑がうかがえたりする。コミカルで軽妙なやりとりの描き方が、とても巧み。 立ちまく... 【続きを読む】
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