小説

天竺堂の本棚

開放的な気風で国力増大 『ローマ人の物語:ローマは一日にして成らず』(上・下)

 塩野七生の歴史文学(主観や想像が多いことなどから、歴史書ではないらしい)。 文庫版全43巻の1、2巻。紀元前753年のローマ建国と、7代続いた王政、その後の共和制まで。  弱小国家だ... 【続きを読む】
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再読、再再読して楽しむ 『ピース』

 ジーン・ウルフによる、初期の長編小説。  アメリカの田舎町に住んでる男性の、自伝的なモノローグ。なんだけど、何ともあやふやで不可解。  エピソードの時系列が、よく分からない。主... 【続きを読む】
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さまざまな惑星巡る追跡劇 『エンディミオン』(上・下)

 ダン・シモンズによるSF4部作の第3部。  業務上過失致死みたいな罪で死刑になった主人公が、謎の人物に助けられ、ある少女の命運を託される。ついでに、人類を支配する巨悪の壊滅や、喪われ... 【続きを読む】
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濃厚なまま最終決戦へ 『獅子の門 鬼神編』

 夢枕獏の格闘小説、30年かけての完結編。  格闘技に情熱を燃やす青年5人と、それを見守る達人・羽柴彦六の物語…だったはずなんだだけど、闇の格闘家・久我重明の存在感が増大。青年たちや彦... 【続きを読む】
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“多元中継”で読ませる 『ハイペリオンの没落』(上・下)

 大河SF4部作の第2部。 前作『ハイペリオン』の“解決編”みたいな位置付け。  オムニバス的だった前作と異なり、戦場や宇宙空間、電脳空間、会議室、廃墟、遺跡、未来世界などなど目まぐる... 【続きを読む】
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絢爛豪華なSF大作 『ハイペリオン』(上・下)

 名高いSF大作の開幕編。  辺境惑星にある古代遺跡を訪ねる巡礼たちが、それぞれの身の上を順番に語っていく構成の、オムニバス短編集。  巡礼7人の物語は、ジャンルもテイストも多種... 【続きを読む】
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アツい人間ドラマが展開 『機龍警察 未亡旅団』

 『ワイルド7』と『パトレイバー』と『新宿鮫』と『ボトムズ』を混ぜ合わせ、今野敏あたりを振りかけたような近未来SF警察小説の第4弾。  国際的なテロ組織『黒い未亡人』との対決に、政府内... 【続きを読む】
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高度成長時代の“負の遺産” 『ペテロの葬列』

 宮部みゆきの社会派ミステリ。 企業グループ会長の娘婿になった平凡な男が、非凡な事件に遭遇するというシリーズ(?)の3作目。  奇妙なバスジャック事件に巻き込まれたことから、高度成長時... 【続きを読む】
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おとぎ話とは異なる伝奇 『かがやく月の宮』

 宇月原晴明による、竹取物語の“異聞”。  竹取翁の屋敷にいるという謎の美姫が、朝廷を大混乱におとしいれる。その様子を、求婚した公達や帝の側から描く。  大唐帝国との外交問題や、... 【続きを読む】
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