ビジネス

社会に増殖する 無価値な業務 『ブルシット・ジョブ』

地面にスコップで深さ1メートルほどの穴を掘り、それを埋め戻すという作業を繰り返し、高い賃金がもらえるとしたら、やるだろうか……と自分に問うてみる。 バカバカしいことであっても、貧しさに苦しんでる状況だ... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

謎の“商人” 富次郎の前に 『魂手形』

宮部みゆきのライフワーク的な伝奇シリーズ、その第7巻。  百物語の聴き手である富次郎は、聴き終えた物語にちなんだ絵を描くことを自分に課してる。 モチーフの選択が毎回、ナナメ上あたりにズレてるように思え... 【続きを読む】
施設長の学び!

工賃への戸惑い 抱えつつ

ウチの施設は、毎月10日が工賃支給日です。利用者さんたち1人ひとりに、前月分の工賃を渡しています。 各人の工賃額は、前月の作業時間に応じて決まります。作業時間が長ければ高額に、短ければ低額になります。... 【続きを読む】
スポンサーリンク
エッセイ

勘頼りに飛び込み 飲食店での“冒険” 『面(ジャケ)食い』

久住昌之の食べ歩きエッセイ。  タイトルの「面(ジャケ)食い」とは、知らない土地で飲食店を訪ねる際、自分の勘だけを頼りに飛び込んでみること。レコードの「ジャケ買い」をもじった言葉らしい。 著者が全国各... 【続きを読む】
施設長の学び!

“職場”と“居場所”の間で

私が勤める福祉作業所では、就労継続支援B型の事業を行なっています。 かよっている利用者さんは、一般就労を目指して作業に励む人から、施設利用に慣れることが目標という人まで、さまざまです。  ウチの施設は... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

人間たち受け容れる 人工親友の健気さ 『クララとお日さま』

カズオ・イシグロのSF小説。 ノーベル文学賞の受賞後第1作。  舞台は近未来らしい社会で、子供たちの成長に寄り添うAF(人工親友)のクララが主人公。人工知能を搭載した人間型ロボットみたいなもので、太陽... 【続きを読む】
ブロポタ

JR八代駅前-松崎公園(周回):桜咲く「八代 緑の回廊線」

JR八代駅前に立っているくまモン  私が住んでいる熊本県八代市には、自転車・歩行者専用道路「八代 緑の回廊線」が整備されています。 総延長は約6.8km。鉄道と農業用水路だった土地が、「回廊線」として... 【続きを読む】
マンガ

ブロンプトンの魅力 マンガで伝える 『おりたたみ自転車はじめました』

折りたたみ自転車の魅力が詰まった、エッセイ風のマンガ。  主人公である作者は、折りたたみ自転車を手に入れたことで、仕事などで煮詰まりかけてた生活が一変する。 自宅から5キロ程度のポタリングに始まり、活... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

奇妙なユーモア 針小棒大から狂乱へ 『かつどん協議会』

カツ丼において最も重要な要素は何か? 豚肉や玉子や米などの業界団体の代表たちが集まり、屁理屈やプライドを戦わせるという、奇妙な中編小説が表題作。 東海林さだおとか久住昌之に通じる針小棒大なテイストなん... 【続きを読む】
スポンサーリンク