天竺堂の本棚

エキゾチックな趣 森博嗣の時代劇 『ヴォイド・シェイパ』

森博嗣による、ユニークな時代劇。  伝説的な剣豪に山奥で育てられた青年ゼンが、旅をしながら剣士として成長していく物語…らしい。  舞台は日本っぽいけど、人名はカタカナ表記だし、時代や地域などの明確な記... 【続きを読む】
施設長の学び!

習えるものは習えばいい

タウン情報誌などを扱っている出版社の社長さんに、経営上の体験などをうかがう機会がありました。  弁舌さわやか。それに面白くて分かりやすい。 「マスコミ業界のベテランだけはあるなぁ」などと感心する私に、... 【続きを読む】
エッセイ

ノンフィクションライターの姿勢や矜持 『仕事の手帳』

最相葉月のエッセイ集。  ノンフィクションライターとしての姿勢や、インタビューという行為の奥深さ、自著についての反省や矜持などが、謙虚と言うかストイックにつづられてる。 ラジオで務めたインタビュー番組... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

歴史読み解く「インタースコア」提唱 『18歳から考える 国家と「私」の行方 〈東巻・西巻〉』

松岡正剛による歴史の本。2巻(東巻・西巻)14講の講義スタイル。 話し言葉で書かれてるので、比較的読みやすい。半面、詰め込まれてる知識が膨大で、何とも目まぐるしい。  イギリスで流行したコーヒーハウス... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

“真の敵”との壮大な宇宙戦争へ 『航空宇宙軍史・完全版』(三~五)

谷甲州による大河SFシリーズの総集編。残る3冊を一気読み。  太陽系内を舞台にした、工学系やミリタリー系の緻密な描写が光る、堅実で渋い未来戦史…みたいな前半2冊の印象が、大きくくつがえされてしまう。 ... 【続きを読む】
施設長の学び!

労働の価値を高める…具体例

以前に書いた「労働の価値を高める支援」。 ありがたいことに、ささやかな当サイトでも比較的多くの方が読んで下さったようです。  閲覧にともない、ご意見などもいくつか。 その中に「具体的にどのようなことな... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

押し込めたモノゴト 向き合うべき時 『騎士団長殺し』第1・2部

ツラい思い出とかイヤな経験とか、そんなモノゴトを「無かったことにしたい」「忘れてしまおう」と無理矢理ココロの奥に押し込めても、やがてジクジクと表面に染み出してきて、日常生活に悪影響を及ぼしたりするんだ... 【続きを読む】
エッセイ

「エッセイ」の元祖 “中庸”っぽい価値観 『モンテーニュ エセー抄』

16世紀フランスの思想家による、有名な随想録。全3巻より11編を抜粋。  「エッセイ」の元祖に当たるらしい。個人の身辺雑記が出版され、広く読まれるなんてことは、本書以前にはなかったそうな。  書斎にこ... 【続きを読む】
マンガ

舞踏芸術の醍醐味伝える出世作 『アラベスク』(1~4巻)

山岸凉子のバレエマンガ。初期の出世作とのこと。  平凡に見えるけど、非凡な才能を秘めた主人公。その才能を見出し、シゴキまくる鬼コーチ。“スポ根”の王道的な物語(スポーツじゃないけど)。  ただ、『ガラ... 【続きを読む】
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