施設長の学び!

労働の価値を考える

40歳代のAさん。ウチの施設では古参の利用者さんです。 作業能力が高いとは言えないものの、何にでも積極的。毎月の工賃支給日には、ささやかな額が入った工賃袋を、嬉しそうに受け取ってくれます。 ところが、... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

自分自身で立ち上がるしか無い 『大穴』

初めて読んだ「競馬シリーズ」。 誰だって気高く毅然として生きていたい。それなのに、やっぱニンゲンは弱いから、挫折してしまい、自己嫌悪の沼にハマったりする。 けれど、どんなに自分が嫌いでも、立ち上がるた... 【続きを読む】
施設長の学び!

書籍『弱くても勝てます』

ウチのような授産活動を行なう福祉施設は、民間企業と競争しています。…実際には、伍して戦うどころか、同じ土俵に立つことさえままなりませんが。 それでも、企業による製品・サービスから、消費者の目がわずかで... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

奇怪な膜に包まれた地球 『時間封鎖』(上・下)

読み応え満点のSF大作。 地球が突然、謎の黒い膜でスッポリ覆われてしまい、膜外では時間が1億倍の速さで流れだす。 このままでは、膜内で数十年が経つ間に太陽が老いて巨星となり、地球を呑み込んでしまうこと... 【続きを読む】
施設長の学び!

“お誘い”のジレンマ

ウチの施設では、障害のある利用者さんたちが、工賃を稼ぐために働いています。働くための訓練を積んでいる人もいます。 利用者さんにとって、ここは「職場」であり、「職業訓練所」と言えるでしょう。 そんな施設... 【続きを読む】
施設長の学び!

書籍『オタクの息子に悩んでます』

福祉施設の施設長を務める私ですが、現場職員に代わって利用者さんやご家族と面談を行なうこともあります。 悩みを打ち明けられたり、困難な状況を聴取したりする時には、自分の力量が試されている気がします。 恥... 【続きを読む】
施設長の学び!

授産事業と感情労働

世間の仕事や職業は、「肉体労働」と「頭脳労働」に分けられます。 近ごろは、これに「感情労働」というカテゴリーが加わっている模様。接客やクレーム処理など、感情の抑制が不可欠とされる労働のことです。 ウチ... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

“水戸の御老公”の生涯描く 『光圀伝』

水戸光圀の生涯を描いた歴史小説。 隠居の身である光圀が、重臣を殺害するという、謎めいた場面で始まる。 そして物語は少年時代までさかのぼり、傾奇者だった青年期から、文事に励む壮年期、歴史書『大日本史』編... 【続きを読む】
ノンフィクション

社会問題のグレーゾーンに戸惑う 『からくり民主主義』

諫早湾干拓事業から沖縄米軍基地、小さな親切運動、障害者バスケットボールまで、さまざまな物事を扱ってるルポルタージュ集。 マスコミが事件や問題を取り上げる場合、限られた放送時間や紙面の枠に収まるよう、情... 【続きを読む】
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