ビジネス

閉塞社会の若者 背中を押す奇策 『バイトやめる学校』

不安定なアルバイトで食いつなぎながら、希望の持てない日々を過ごす、フリーターやニートたち。 戸惑ったような表情で「やりたいことが何なのか、自分でも分かりません」「好きなことを仕事にしたいけど、できるん... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

焚書のディストピア トンガった物語 『華氏451度』〔新訳版〕

ブラッドベリの有名なディストピア小説。 焚書が行なわれてる、近未来的な社会が舞台。 どことなく、映画『ファイト・クラブ』にも通じる、スカッとした過激さが感じられる。 窮屈な社会に対し、主人公が果敢に反... 【続きを読む】
その他

寝たきり芸人 “良識”揺さぶる写真集 『あそどっぐの 寝た集』

寝たきりのお笑い芸人「あそどっぐ」の写真集。 脊髄性筋萎縮症のため、顔と左手の親指しか動かせず、いつもストレッチャーに乗ってる。 自分の障害をネタにする芸風そのままに、ラッコの姿で湖に浮かんだり、女装... 【続きを読む】
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その他

ダウン症の兄 妹がクールに観察 『ヒロのちつじょ』

ダウン症の実兄“ヒロ”の日常を、妹の視点で紹介した、風変わりなイラスト集。美大での卒業制作を書籍化したそうな。 平日は入所施設で暮らし、週末を実家で過ごす兄の姿を、デザインを学ぶ妹が、シンプルな描線で... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

会いたさも尻込みも 気持ちはホンモノ 『ソラリス』

少年時代、私は祖母と同居していました。内孫の長男である私の大成を、祖母は強く望んでいたようです。 しかし、私はボンクラだったため、高校受験に失敗。祖母は私以上に落胆し、その年の夏、病気で他界したのでし... 【続きを読む】
施設長の学び!

中・長期的な経営方針に悩む

「あの利用者さんは明日も来てくれるだろうか?」「明後日は現場の職員配置が変わるけれど、うまく回せるだろうか?」そんな直近のことを心配する一方で。 「あの利用者さんは来年も居てくれるだろうか?」「ウチの... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

特捜部の“謎”に直面 新展開へ 『機龍警察 狼眼殺手』

シリーズ5作目。新たな展開が待ってます。 この物語には、初めから「他国に優る先端テクノロジーを搭載する機甲兵装が、どうして警視庁特捜部に配備されてるの?」という根本的な“謎”がある。 次世代通信事業に... 【続きを読む】
マンガ

“交換日記”のドラマ 読後感さわやか 『カツカレーの日』(1・2)

恋愛と結婚の間でココロ揺れてるアラサー女子が主人公。たまたま入ったカフェの落書きノートを通して、謎の人物との交流が始まり…というマンガ(2巻完結)。 このSNS全盛の時代に、あえて“交換日記”というア... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

弱く愚かな人々 普遍的な姿に共感 『火星年代記(新版)』

名高いSF短編集を、ブラッドベリ自身が改訂した“決定版”みたいな本。 人類の火星進出に絡んだ短編が時系列に並んでるんだけど、旧版よりも時代設定が未来へずらされ、いくつかの話が追加・削除してある。訳文も... 【続きを読む】
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