天竺堂の本棚

ユーモアとペーソス入り交じる人間絵巻 『楡家の人びと』

公私でご縁のあった某医師の急死を知り、私はあわてて葬儀に駆け付けた。 大きな民間病院の院長を務める人物で、医師として現役だったので、斎場は弔問客でごった返していた。受付の病院職員たちは、職場の非常事態... 【続きを読む】
施設長の学び!

将来の“成長”を信じて

障害のある利用者さんが、親御さんから離れて、新しい暮らしを始める……そのような複数のケースに、私は関わってきました。 具体的なことは、過日に掲載した「弟なりの“自立”を目指して」や「支援者として“親亡... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

みんなで分けよう 未来の果実 『ラグジュアリーコミュニズム』

科学技術は日々発展してるし、AIやロボットの進化は目ざましい。このまま発展や進化が続けば、生産物のコストはグングン下がるだろうし、私たちは労働から解放されるだろう。 ところが、モノの値段は上がり、労働... 【続きを読む】
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施設長の学び!

支援者として“親亡き後”に直面(その3)

前回「支援者として“親亡き後”に直面(その2)」の続き。これが最終回です。  利用者AさんのBグループホームへの入居は、これまで2度にわたって実施したショートステイ利用と、ほぼ同じような調子で進みまし... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

懐かしさの奥にひそむ 寂しさや痛々しさ 『死んだ山田と教室』

誰もが必ず関わる、学校や教室というもの。 少数のオトナが多数のコドモを教育するための、効率的な枠組み。  私たちは若年期、学校に通い、教室に入る。年齢とか学力とか居住地などの条件により、若者たちが学校... 【続きを読む】
施設長の学び!

支援者として“親亡き後”に直面(その2)

前回「支援者として“親亡き後”に直面(その1)」の続きです。  利用者Aさんのショートステイ初日。 BグループホームにAさんを入れ、施設に帰り着いた私は、ヘトヘトに疲れていました。身体的な疲労に加え、... 【続きを読む】
施設長の学び!

支援者として“親亡き後”に直面(その1)

障害のある人たちのいる家庭において、必ず直面することになる課題のひとつが“親亡き後”です。 残された子供が障害を抱えながら生きていくことへの不安や、事前に準備しておくことの難しさなどが、課題として親御... 【続きを読む】
その他

ナナメ上行く 勘違いやウロ憶え 『100万回死んだねこ』

間違ってる書名を集めた本。 福井県立図書館がウェブサイトで公開してる「覚え違いタイトル集」の書籍化。  来館者たちの勘違いやウロ憶えは、想定のナナメ上を行ってるぞ。 笑える“ネタ集”として読めるけど、... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

“理不尽”にあらがう小学生たち 『逆ソクラテス』

伊坂幸太郎の連作短編集。 どれも主人公は小学生で、社会や学校にはびこる“理不尽”に直面し、あらがって奮闘する姿が描かれる。  ページをめくりながら、はるか昔の小学生時代がボンヤリと思い返されたり。 著... 【続きを読む】
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