施設長の学び!

こんな“福祉”の本はいかが? ①

親しくさせていただいている地元図書館の館長さんから、ユニークな申し出がありました。 「福祉関連の特集本棚を企画しているので、一般来館者が興味を持ってくれそうな本を50冊選んでほしい」というもの。願って... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

現在の難問に挑む 刺激的な論議 『いま世界の哲学者が考えていること』

現代社会の難題について、哲学方面からのアプローチを紹介した本。  予想を超えて進展する科学技術とか、既存の価値観を揺るがす事件・現象とか、そーゆーモノゴトに直面する時こそ哲学が有効らしい。 なぜなら、... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

学校以外の選択肢も 教育制度の改善訴え 『不登校という生き方』

不登校児童らのためのフリースクールを運営してきた著者が、自身の経験から、教育制度の改善を提言してる本。  学校という枠組みに合わせられない子供たちが、拒絶反応を示した結果が不登校。 その対策として行政... 【続きを読む】
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その他

構想を具現化 本書自体がお手本に 『なるほどデザイン』

印刷媒体というか2次元媒体向けの、デザインの指南本。  さまざまな“技”を羅列して「こんな効果が出せる」「こんな処理ができる」なんて解説してる本は多い。 けれど本書は、「こんな印象を抱かせたい」「こん... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

人生狂う危険性も 教育制度の“真実”  『学歴の経済学』

教育制度の“不都合な真実”が分かりやすく書いてある本。  巷にはびこる「中卒より高卒・高卒より大卒。同じ高校、大学だったら偏差値が高い学校に進学することが将来の豊かさを約束する」という学歴モデルの、現... 【続きを読む】
施設長の学び!

現場実習で得てほしい2つのこと

福祉専門職を目指す学生たちの現場実習。 ウチは小さい施設なので、実習が集中する夏場は、職員より実習生の方が多い時もあります。  利用者さんと職員に、実習生たちが加わると、施設内はワイワイガヤガヤ。 活... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

主人公が探偵に 社会派ミステリ連作 『希望荘』

宮部みゆきの連作短編集。 甘くはないけど胃腸に優しいプレーンヨーグルトみたいな主人公・杉村三郎が事件に巻き込まれる、社会派ミステリシリーズの一冊。  前作で“逆玉の輿”からドロップアウトしてしまった主... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

公教育の威厳薄れ “自明性”が崩壊へ 『学校へ行く意味・休む意味』

不登校の原因をマクロな視点で考察した本。  不登校が年々増加してる背景には、この社会の「子供が学校にかようのは当たり前」という“大前提”あるいは“自明性”みたいなものが、崩壊しかかってる実態があるらし... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

馬琴の伝奇巨編 大団円までの執念 『八犬傳』(上・下)

ユニークな切り口で書かれた、山田風太郎による『南総里見八犬伝』。  室町時代後期として設定された物語パートと、それを創作してる江戸時代後期の滝沢馬琴パートが、交互に連なる趣向。 前者は、全98巻106... 【続きを読む】
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