資本主義と戦ってるパン屋さんの手記。
パン職人を目指す傍ら、マルクスの著作に出合って「小商い」を志向。搾取されないために持っておくべき生産手段として、小さなパン屋を開業する。
自然に恵まれた田舎で、天然菌を活かしたパン作りに打ち込みつつ、心身の休養も心がけ、家族や友人との時間を大切にする…そんなワーク・ライフ・バランスが整った生活を実現するまでの、さまざまな試行錯誤をつづる。
自分の暮らしを守るだけでなく、「地域の富を地域に留め、地域の豊かさを生みだす資源である人間の技能や自然に、経済活動から生まれる豊かさを還元する」との理想を掲げ、より良い社会を目指して活動の幅を拡げてる模様。
著者はピースフルな人物なんだろうけど、実はしたたかな革命家でもあるようです。