天竺堂の本棚 道具も舞台も…何かとデカいSF短編集 『円』 SF大作『三体』著者による短編集。全13話。 表題作は、不死の秘密を求める始皇帝が、秦の大軍勢でもって“人間コンピューター”を創り出すという物語。 この他、シロナガスクジラを操って麻薬密輸に及ぶ話と... 【続きを読む】 2021.12.28 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! 引き出しと組み合わせ ウチの施設を利用し始めたばかりのAさんについて。 私が「どんな人?」と訊くと、現場の職員たちは、古参の利用者さんを例に「フレンドリーなBさんという感じでしょうか」「Cさんを用心深くしたような印象ですね... 【続きを読む】 2021.12.14 施設長の学び!考え・気付き
天竺堂の本棚 高尚で立派か? 引きこもりか? 『失われた岬』 深山幽谷の草庵で、悠然と思索にふけったり。洞窟や僧房の暗がりで、無我の境地を求めたり。有機無農薬栽培の作物を食べ、天然繊維の簡素な服を着て、スピリチュアルな仲間と晴耕雨読の共同生活をおくったり。 …こ... 【続きを読む】 2021.12.10 天竺堂の本棚小説
天竺堂の本棚 密林での戦い ケレン味要素も 『機龍警察 白骨街道』 シリーズ6作目。 ミャンマーの密林での過酷な強行軍と、兵器開発をめぐる汚職事件の捜査が、交互に展開していく。どちらもスリリングで読ませます。 今回は、機甲兵装に絡むところに、“十二神将”や“八部衆”... 【続きを読む】 2021.11.29 天竺堂の本棚小説
天竺堂の本棚 ミステリ1冊分 作中作で封入 『ヨルガオ殺人事件』(上・下) ミステリーを読む時は虚心坦懐を心がけてる。と言えばキザだけど、つまりは謎解きをあきらめてる。 読みながら手がかりを探し出し、トリックやミスリードを見破り、犯人を突き止める…なんて作業は登場人物に任せて... 【続きを読む】 2021.11.19 天竺堂の本棚小説
ブロポタ 八代市新港町「くまモンポート八代」:八代港にできた新名所 くまモンの巨像は人気の撮影スポット 熊本県が誇るゆるキャラ「くまモン」。 ゆるキャラとしての知名度は、おそらくナンバーワンでしょう。その人気は県内外をはじめ海外にまで及びます。 2020年10月、... 【続きを読む】 2021.11.17 ブロポタポタリング&輪行
天竺堂の本棚 連作ミステリ バトルマンガの味わい 『推理大戦』 似鳥鶏の連作ミステリ。 世界的に貴重とされるキリスト教の聖遺物の所有権をめぐり、各国の宗教組織から“代表”を募って推理ゲームで競わせるという、奇妙な企画が発表される。 実際にエントリーしてきたのは、... 【続きを読む】 2021.10.15 天竺堂の本棚小説
雑記あれこれ 『純粋理性批判』読解記(その6)読み始める ようやく読書にかかります。 読もうと思い立ってから、実際にページをめくるまでに数カ月。趣味的に無理なく進めようと意識してみたところ、このようなペースになってしまいました。 私が選んだ光文社版『純粋理... 【続きを読む】 2021.10.07 雑記あれこれ
施設長の学び! 書籍『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』 以前に書いた「私たちが受け取っているもの」において、「視覚障害のある人に、美術館で絵画について説明し、鑑賞を支援する」という活動に触れました。 障害者への支援とは、実は双方向の行為かもしれない…との認... 【続きを読む】 2021.10.03 施設長の学び!書籍の学び