エッセイ

ユルくてヌルい 著者独自の旅行記 『日本全国 もっと津々うりゃうりゃ』

宮田珠己の紀行(?)エッセイ集、第2弾。 訪れてるのは、長崎の軍艦島とか、南西諸島の奄美大島とか、山形の出羽三山などなど。 どれも観光地としてメジャーだけど、著者独自の視点や価値観のおかげで、何ともユ... 【続きを読む】
施設長の学び!

見落としかけた 真の価値

ウチの施設には飲食店が併設されています。飲み物や軽食、お菓子などを提供する、 カフェ的な店です。 働いているのは、施設に通う利用者さんたち。就労継続支援B型事業の一環なのです。 この店で給仕などを務め... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

選択で変わる 資本主義社会の“次” 『未来への大分岐』

資本主義も民主主義も行き詰まりかけてる今は、私たちの選択次第で未来が大きく変わる「大分岐」の時代だ…として、社会の“次”を見定めようと、哲学者やジャーナリストらが対談してる本。 議論百出だけど、大まか... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

中華風の異世界 骨太なファンタジー 『十二国記』(既刊12冊)

小野不由美の大河ファンタジー。 既刊12冊を1カ月ほどかけて読みました。 古代中国っぽい異世界を舞台にした、長・中編の連作。 陸地は12の国家に分かれ、それぞれを王様が支配してるんだけど、いくつかの超... 【続きを読む】
マンガ

“種族”の運命 壮大に描き出す 『ロボ・サピエンス前史』(上・下)

上下2巻なんだけど、“大河”とも言える壮大さ。 人類に奉仕するために造られたロボットの、“種族”としての運命を、何十万年ものスケールで描き出す。 さまざまな使命を負わされたロボットたちのエピソードが、... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

思想と社会の関係 哲学者が解説 『資本主義に出口はあるか』

日本の哲学者が、社会のこれまでを振り返り、これからを展望してる本。 私たちの自由と平等についての考え、その根底にはロック的な傾向(消極的な自由、機会の平等、右派)とルソー的な傾向(積極的な自由、結果の... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

時代超えて戦い続ける鮫島 『新宿鮫 暗約領域』

新宿警察署生活安全課の鮫島は、年齢が四十代のどこかで止まってしまった模様。 前作までに上司と恋人を失ったけど、女性上司が赴任してきたり、若手とコンビを組まされるなど、新たな変化もあって飽きさせない。 ... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

表紙とは大違い 猟奇的サスペンス 『連続殺人鬼 カエル男』

カエルの着ぐるみ姿の変人が、シュールな事件を起こしまくる脱力ミステリ…みたいな、ユーモラスな表紙を見て浮かんできたイメージとは大きく異なる、猟奇的なサイコサスペンス。 カエルをもてあそぶ幼児のように、... 【続きを読む】
施設長の学び!

親は半生、きょうだいは一生…

障害児・者の家族らで組織する某団体の、全国大会に参加しました。 思いがけず、大会で行われるシンポジウムに登壇することになったのです。 シンポジウムのテーマは「活力ある育成のために」。 ダウン症の弟がい... 【続きを読む】
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