マンガ

引退スーパーヒーロー NYで探偵稼業 『ジェシカ・ジョーンズ:エイリアス AKA 謎の依頼者』

マーベルのアメリカンコミック。 アダルト向けのレーベルから出てるけど、スーパーヒーローチーム「アベンジャーズ」などが活躍してる世界が舞台。 かつてアベンジャーズのメンバーだったジェシカは、派手なコスチ... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

暴力肯定の未来 思考実験として読める 『宇宙の戦士〔新訳版〕』

ハインラインの名作SF。 裕福なボンボンだった青年が、ひょんなことから地球連邦軍に志願し、機動歩兵として鍛えられていく様子が活き活きと描かれてる。まさに“読むブートキャンプ”。 ひさしぶりに、新訳版で... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

翻弄される人生 諦念もたらす名作SF 『タイタンの妖女』

未来のことなんて分からない。予想はできるけど、予想しかできない。 かつて自分が「こうなればいいなぁ」と願ってたモロモロは、かなったり、かなわなかったり。どちらかと言うと、かなわなかったことの方が多いよ... 【続きを読む】
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施設長の学び!

甘えている…? わがまま…?

「あの人は甘えている」「態度がわがままだ」 障害のある人たちについて語られる場で、しばしば耳にする言葉です。 言っている人たちの多くは、障害への理解が不充分なのでしょう。 福祉的支援の現場においても、... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

欲望極めた果てに “鬼の副長”誕生へ 『ヒトごろし』

よく「好きなことを仕事にしよう」なんて言う。それをトコトン実践し、「新選組」を結成してしまったのが、本書の主人公・土方歳三。 幼少期に出くわした斬殺の光景に魅せられて以来、歳三は「人を斬り殺したい」と... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

死体や狂人、カルト集団… 面白すぎる 『エジプト十字架の秘密』

名高い「国名シリーズ」の5作目。クイーンの代表作にも数えられるとか。 磔にされた首無し死体。古代エジプトの太陽神を名乗る狂人。孤島にひそむヌーディストのカルト集団。ヨーロッパの旧家に伝わる宿怨。渋いス... 【続きを読む】
施設長の学び!

きっかけですが、目的ではありません

私にはダウン症の実弟がいます。 当サイトでは何度も触れているので、詳細はそちらをお読み下さい。 現時点で、弟は40歳代の後半。心身の能力が年々低下し、近ごろは認知症に似た言動も見られます。 弟は地域生... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

奴隷を逃がす “奇跡”のトンネル網 『地下鉄道』

沢木耕太郎の『深夜特急』に、旅人を乗せてユーラシア大陸の闇夜を走る特急列車なんか出てこない。 ところが、本書には「地下鉄道」そのものが登場する。 本来は、19世紀アメリカにおいて、黒人奴隷たちを南部諸... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

イラっとくるやらガッカリするやら恥ずかしいやら 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

主人公は鈍感なんじゃなかろうか? 人生の重大な岐路が迫っていても、相手が繊細な内面を明かしてきても、ありのままに認識することなく、夢や幻みたいな“不思議な出来事”として捉えてしまう。で、後になって「あ... 【続きを読む】
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