天竺堂の本棚

妖術を“智恵子”で撃破 痛快な伝奇活劇 『怪男児』

夢枕獏の伝奇アクション。 キャラの立ちまくった“濃い”ヒーローが、悪漢や魔人をやっつけるという、シンプルな物語。個人的に大好き。 主人公の大学生・出雲あやめは、名前に似合わず冷蔵庫みたいにゴツい、寡黙... 【続きを読む】
施設長の学び!

怒りに自覚的になる(2)

自分の怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」の一環で、怒りの感情を覚えた時にメモを取る「怒りの記録」を行なうことにした私。 メモ帳を携帯し、イラッとしたりカッとした時、その場の状況や“怒... 【続きを読む】
マンガ

夢の料亭、夢の女将、料理は極上… 『おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。』(1~11)

きくち正太のグルメ(?)マンガ。 舞台の老舗料亭「一升庵」は、各界の著名人から地元の町衆まで客層が幅広すぎて、いくらぐらいで宴会とかできるのか、現実レベルでは見当がつかない。 女将の美女・半田仙にして... 【続きを読む】
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エッセイ

“感動”の押し付け コラムニストが警告 『ポエムに万歳!』

小田嶋隆のエッセイ集というかコラム集。 巷に蔓延するポエムの数々を、徹底的に叩いてます。 著者が言うところの「ポエム」とは、文芸としての「詩」とは別モノ。 明確に定義されてる訳ではないけど、“現実を美... 【続きを読む】
施設長の学び!

怒りに自覚的になる

怒りっぽい方ではない私ですが、何かの拍子にカッとなり、つい大人げない言動に及んでしまうこともあります。 後悔先に立たず。このような事態は、福祉専門職としても施設経営者としても、できるだけ避けたいですよ... 【続きを読む】
マンガ

無情な運命 夫婦の情愛と勇気 『千年万年りんごの子』(1~3)

田中相の伝奇マンガ。 青森のリンゴ農家の入婿となった主人公が、土着の神秘的な禁忌に触れてしまい、無情な運命に翻弄されるという物語。 怪異とのバトルみたいなものを期待すると肩透かし。 抗えない危機に直面... 【続きを読む】
マンガ

科学者たちの素顔 学生寮舞台に描く 『ドミトリーともきんす』

高野文子による科学(?)マンガ。 架空の学生寮「ともきんす」に入居する学生たちの暮らしを通して、科学者5人(朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹、ジョージ・ガモフ)が書いた啓蒙書や随筆を紹介す... 【続きを読む】
ビジネス

新宿のオアシス 名店「ベルク」の舞台裏 『食の職』

新宿にある小さな飲食店「ベルク」の、副店長による本。「新宿のオアシス」なんて呼ばれる人気店らしいぞ。 経営を支えるスタッフや職人たちへ取材し、職場への愛着とか、任されてる仕事への責任感、こだわりなどを... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

やっぱカッコいい 探偵マーロウ 『高い窓』

射殺体を前にして冷静に立ち回る。 警官を相手に信頼関係を説く。 乱暴そうな酔っぱらいを茶化してのける。 コワモテなクラブオーナーの事務所で減らず口を叩く。 金持ちの依頼人に対して不遜な態度を崩さない。... 【続きを読む】
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