天竺堂の本棚 SFとミステリの合体? 奇想の意欲作 『ジャック・グラス伝』 著者によると「“黄金期”のSF小説と“黄金期”の推理小説を合体させてみたい」との意向で書かれたそうな。 太陽系に拡がった人類が、封建的な階級社会を築いてる未来世界が舞台。 「宇宙的殺人者」と称されるジ... 【続きを読む】 2017.09.17 天竺堂の本棚小説
ビジネス 人口減少社会への対応策 新たな充足目指す 『里山資本主義』 人口減少社会に向けての具体的な対応策を示してる、日本総研の研究員と、NHK広島取材班の共著。 地元の資源を活かしてモノやエネルギーを地域内で循環させる仕組みを創出し、住民たちの協力関係を基盤とした充足... 【続きを読む】 2017.09.14 ビジネス天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 小惑星探査めぐる謎 ミステリ風ハードSF 『ここから先は何もない』 山田正紀の長編SF。 日本が打ち上げた小惑星探査機が、予定されていなかった未知の小惑星に着陸。常識的には存在するはずのない“資料”を回収してきた。 資料は米軍が横取りし、沖縄の離島に秘匿してしまう。こ... 【続きを読む】 2017.09.11 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! “精通”よりも大切なこと 「社会福祉士になったら、高齢者とか障害者とか、福祉のいろんな分野に通じていなければならないのでしょうか?」 ウチの施設に来ていた実習生から、そう訊ねられたことがあります。 大学や専門学校などから、福祉... 【続きを読む】 2017.09.11 施設長の学び!現場の学び
マンガ 戦前から現代へ “家族”の群像劇 『昭和元禄落語心中』(1~10) 雲田はるこの落語マンガ。 刑務所を出たばかりの元ヤクザの主人公が、名人と呼ばれる落語家に弟子入りし、芸を磨いていく。 “鬼コーチにしごかれて才能が開花”系かと思ったら、中盤で物語は戦前へ。後に名人とな... 【続きを読む】 2017.09.05 マンガ天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 再キャスティング強いる どんでん返しのミステリ 『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午のミステリ。 高齢者を狙う悪徳商法に絡んだ殺人事件の謎を、元探偵の主人公が追求するという物語。 終盤にオドロキのどんでん返しが待ってる。 明かされた“真相”によって、読みながら思い浮かべてきた... 【続きを読む】 2017.09.04 天竺堂の本棚小説
天竺堂の本棚 世界の“実相”に迫る ユーモア(?)SF 『フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉』 神林長平のユーモア(?)SF。 生活家電にまで人工知能(AI)が普及してる近未来が舞台(長野県内)。 引きこもりの中年男が、真実を照らすという古代の燭台と出合い、“この世の実相”に迫る。 AIに囲まれ... 【続きを読む】 2017.09.02 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! 書籍『誰が日本の労働力を支えるのか?』 野村総研の研究者らによる、2030年の日本を予見したリポートが本書。 この先、日本では少子高齢化が進行し、統計によると700万人もの労働力が失われるそうです。 女性や高齢者、それに障害者らをフルに活用... 【続きを読む】 2017.08.31 施設長の学び!書籍の学び
ビジネス 少子高齢化の近未来 機械の導入可能性探る 『誰が日本の労働力を支えるのか?』 野村総研の研究者らが、2030年の日本を予見したリポート。 少子高齢化の進行により今後、700万人以上の労働力が失われてしまうことは確定的。その穴は、高齢者や女性や障害者らをフル活用できたとしても埋め... 【続きを読む】 2017.08.28 ビジネス天竺堂の本棚