小説

食べたくなる読後感 『かつどん協議会』

 カツ丼において最も重要な要素は何か? 豚肉や玉子や米などの業界団体の代表たちが集まり、屁理屈やプライドを戦わせるという、奇妙な中編小説が表題作。 東海林さだおとか嵐山光三郎に通じる針小棒大... 【続きを読む】
マンガ

ブッ飛んだ家族のドタバタ劇 『SPY×FAMILY』(1~5)

 赤川次郎に“早川家シリーズ”というのがあって。 平凡そうに見える早川家は、実は母親が大泥棒、長男が殺し屋、長女が詐欺師、三男が警察官で、全員の“正体”を知ってるのは弁護士の二男だけ。 シリ... 【続きを読む】
小説

どこの会社の話かと 『星系出雲の兵站』(2~4)

 人類文明と異星存在の衝突を、人類側の軍事や政治の群像劇として描くミリタリーSF。  前線部隊と後方首脳で、危機意識のズレが拡がってたり。上層部が人事に介入したせいで、現場に余計な混乱... 【続きを読む】
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小説

不老不死が実現する時 『透明性』

 半世紀後の近未来が舞台。 個人の一生分すべてのデータを、生身そっくりの義体に移す技術を、ある企業が開発する。 食事の必要がなく、病気や老化とも無縁。事故などで義体が壊れても、バックアップデ... 【続きを読む】
小説

どんでん返しが降りかかる 『その裁きは死』

 面白いミステリーにどんでん返しは付きモノ。 そして、探偵に相棒がいる場合、どんでん返しは相棒へ降りかかる。  なぜならば相棒である“ワトソン役”は、読者の側に立って、事件の謎に翻弄さ... 【続きを読む】
ビジネス

船を山に上らせてしまう事業 『凡人のための地域再生入門』

 某地方都市に住んでる私。 中心部にある商店街は、近郊にショッピングモールが建ったころから、徐々に寂しくなってる。 かつて数年にわたり、行政主導で中心市街地活性化の事業が進められたが、効果の... 【続きを読む】
ノンフィクション

医者になりたかったのか…?『東大医学部』

 中学時代のクラスメイトT君は、校区内にあった進学塾の息子で、そのせいか勉強ができた。 テストの成績は、常に学年トップ。公立中学の授業には興味がないらしく、くり抜いた教科書に別の本をハメ込み... 【続きを読む】
マンガ

ブッ飛んでるネタが満載 『衛府の七忍』(1~9)

 いろんな娯楽要素が強引に(良い意味で)混ぜ合わさってる、伝奇的にして時代劇的なバトルマンガ。 9巻まで読みました。  舞台は江戸時代初期。 国家権力に虐げられてきた“まつろわぬ民”の... 【続きを読む】
教養

巨人の肩に乗ってみたい 『独学大全』

 勉強が大嫌いだった私。 ではあるけど、馬齢を重ねるほどに自分の無知を思い知らされ、ついに「どうにかしよう!」と一念発起。 したは良いものの、もはや導いてくれる人はおらず、「どうするの?」と... 【続きを読む】
小説

ヒゲを剃った中上健次? 『冬の狩人』

 新宿警察署のベテラン刑事・佐江が活躍する、大沢在昌の“狩人シリーズ”。今回は関東近隣の地方都市が舞台。  新聞連載だったせいか、一節(一章?)が短くて、物語の展開がスピーディー。不自... 【続きを読む】
教養

夢がもたらす害悪 『ドリーム・ハラスメント』

 夢がもたらす害悪を指摘してる本。 ここでの「夢」とは「将来の願望」。本書の定義によると「当人にとって現時点では非現実的ながら、どうしても成し遂げたい事柄」。  家庭や学校のオトナたち... 【続きを読む】
小説

腹が減っては戦はできぬ 『星系出雲の兵站』(1)

 兵站を前面に打ち出してる、異色のミリタリーSF。 遠未来の植民星系を舞台にした、未知なる存在の侵略行為に対抗する、軍事組織や統治機構での群像劇。  戦争での補給や備蓄管理などの後方支... 【続きを読む】
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