天竺堂の本棚 ~読書は最高の娯楽です~

マンガ

松本マンガのエッセンス凝縮 『大純情くん』(1~3)

主人公・物野けじめは、安アパートの四畳半部屋に暮らしながら、ど根性で将来を切り拓こうとしてる少年。 アパートが建つ昭和っぽい地域は「旧市街」とされ、怪しげな機械がはびこる高層ビル群の谷間にある。 世間... 【続きを読む】
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凶悪な撲殺魔 鮫島と対決 『新宿鮫 黒石』

世の中には、いろんな殺し方、殺され方があって、それぞれに悲惨ではあるだろうけど。 個人的に「イヤだ」と強く思うのが撲殺。鈍器でもってなぐり殺すこと。  殺したり殺されたりしたことのない私でも、なぐった... 【続きを読む】
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論破に期待 反出生主義の理屈 『生まれてこないほうが良かったのか?』

「反出生主義」という思想がある。 「人間は存在すべきではない」みたいな考え方で、格差社会や環境問題などを背景に、近ごろ注目されてる模様。  私たち人間が受ける快楽が多いことを「善い」状態、苦痛が多いこ... 【続きを読む】
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マンガ

理想のチーム ぶつかり合える幸せ 『GBパーク』

ゲートボールには良い思い出がない。  ちなみにゲートボールは、制限時間がある5対5のチーム競技。スティックで打ったボールを、3つのゲートに順次くぐらせてゴールし、その得点を競う。  大学時代に体育の授... 【続きを読む】
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満州の架空都市 半世紀にわたる群像劇 『地図と拳』

戦争に行ったことはないし、誰かを殺そうとしたこともない。 なので、銃弾飛び交う前線に放り出された新米歩兵の気持ちは分からない。  それでも、戦争について見聞した知識や情報と、自分の経験を基に、想像して... 【続きを読む】
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絶体絶命の地下空間 厳しい選択迫る 『方舟』

地下洞窟に設けられた3層の建築「方舟」。 たまたま男女が集まってるところに地震が発生、出入口が岩で塞がれると同時に、地下水が浸水し始める。全滅の危機。 やがて、誰か1人が犠牲になれば、他が助かると判明... 【続きを読む】
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ナナメ上へ… 転がっていく物語 『とんこつQ&A』

予定や約束、やっておきたい雑事などを忘れずに行なえるよう、手帳に書き込むことにする。 ところが、要件を書き忘れたり、手帳を見るのを忘れたり、手帳をどこかに置き忘れるなどして、どうにもうまくいかない。 ... 【続きを読む】
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本編よりデカい? 著者公認の“外伝” 『三体X 観想之宙』

SF大作『三体』の二次創作というか外伝というか番外編みたいな物語。  三体世界へスパイとして送り込まれた雲天明はどうなってたのか…という、本編で語られなかった部分を、熱心なファンが補完&創作して発表。... 【続きを読む】
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平凡の健気さ 浮き彫りにする非凡 『空をこえて七星のかなた』

大きな夢を抱いて挑戦し、成し遂げる人がいる。その活躍をながめ、うらやむ人たちもいる。 立場も事情も異なる両者だけど、どちらも主人公として日々を生きており、それぞれにドラマがある。  …本書は、ある魅力... 【続きを読む】
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