天竺堂の本棚 ~読書は最高の娯楽です~

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知的書評合戦のルールなど紹介 『ビブリオバトル』

書評を競わせる知的ゲーム「ビブリオバトル」のガイドブック。  ルールや楽しみ方に加え、京都大の大学院で考案された歴史や、全国で大会が開かれるようになった現状なども紹介してる。  本が好きな人なら、読書... 【続きを読む】
エッセイ

食めぐるエッセイ 正統派の直球 『サンドウィッチは銀座で』

読ませる食エッセイ。  東海林さだおが技巧派の変化球とすれば、平松洋子は正統派の直球みたいな印象。 挿絵は谷口ジロー。“名場面集”っぽい感じの緻密なマンガが、文章によく合ってる。  こちらの食欲をビシ... 【続きを読む】
ノンフィクション

人気? 名物? 老舗の秘訣を探る 『にっぽん全国 百年食堂』

のれんを守って100年(前後)という、老舗食堂の探訪記。 和食や洋食などの枠にこだわらず、全国各地の42店を紹介してる。  ここだけの名物料理があるとか、何を食べても水準以上とか…そんな名店も当然ある... 【続きを読む】
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死生観は“理屈でない”と分かる 『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』

ロボット工学から脳科学まで網羅してる、理系研究者が“死”を考察した本。  私たちが行動する際、脳が認識するよりも先に身体が動いてることが、近年の研究で明らかになった。 よって、「意識」や「心」と呼ばれ... 【続きを読む】
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火星人が本当に襲来!? 『宙の地図』(上・下)

H・G・ウエルズが主人公を務める、奇想小説『時の地図』の続編。  侵略SFの古典となる『宇宙戦争』を、ウェルズが発表する。そうしたら、本当に火星人が襲来するという物語。 これに、地球空洞説やら南極探検... 【続きを読む】
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日本ならではの解釈や考察も 『哲学のヒント』

日本において哲学がどのように捉えられてきたのか、平易に説いてる本。  私たち日本人は普通、日本語で考える。 ボンヤリとした思いであっても、日本語で捉え直して認識する。日本語で伝達したりもする。  哲学... 【続きを読む】
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幽霊屋敷 さまざまな切り口で 『私の家では何も起こらない』

幽霊屋敷をめぐる連作短編。全10話。 同じ屋敷を舞台に、語り手や年代、趣向など、それぞれ異なってる。凝ったホラー小説。  著者は「家という“枠組み”に幽霊が留まるのはどうしてか?」みたいな疑問を抱いて... 【続きを読む】
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認識拡げる“拡張”で変革を 『独立国家のつくりかた』

社会改革について、ユニークな提案をしてる本。  国民の生存権をないがしろにする、今の国家・政府は認められない。 けれど、暴動やテロによって無理矢理に体制を転覆させても、より良い社会など到来しないだろう... 【続きを読む】
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19世紀末ロンドン舞台に奇想炸裂 『時の地図』

舞台は19世紀末のロンドン。主人公は『タイム・マシン』発表後のH・G・ウエルズ。  切り裂きジャックに殺された恋人を取り戻したいと願う青年。西暦2000年に行けるという時間旅行会社。未来世界の英雄に恋... 【続きを読む】
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