天竺堂の本棚 ~読書は最高の娯楽です~

天竺堂の本棚

ゾンビが闊歩する“スチームパンク” 『屍者の帝国』

伊藤計劃が遺したプロローグを、円城塔が書き上げたSF大作。  フランケンシュタインの死体蘇生技術が普及した、奇怪な19世紀を描く。ある種の“スチームパンク”かな。 死体はゾンビ化され、兵士や御者、フォ... 【続きを読む】
マンガ

ソビエト連邦のヒーローに!? 『スーパーマン:レッド・サン』

アメリカンコミックには、おなじみのスーパーヒーローたちを通常とは異なる設定で描く、“もしもの世界”みたいな趣向があって、本作はそのひとつ。  爆発するクリプトン星から、乳児を乗せた小型ロケットが脱出。... 【続きを読む】
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信長の跡目争い 軽妙な会話劇 『清須会議』

信長没後の跡目争いを、登場人物たちのモノローグ(現代語訳)でつづった時代小説。  武将や姫たちの会話の端々に、それぞれの思惑がうかがえたりする。コミカルで軽妙なやりとりの描き方が、とても巧み。  立ち... 【続きを読む】
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場数や資質が求められそう 『心理療法個人授業』

クライアントとの間に生じる濃密な関係さえも利用しつつ、治癒へ導くなんてこと、たやすくできはしない。 臨床心理士の資格要件が高すぎるのも無理はない…とも思う。  けれど、理論と技術を身に付けたとしても、... 【続きを読む】
エッセイ

ニュアンス独特 言文一致のエッセイ 『遺稿』

クセのある考えを、クセのある文章でつづったエッセイ集。  言文一致だって。「にぃ」と「にィ」を書き分けてあったりして、読んでいて独特のニュアンスが伝わってくる。  立川談志の落語、たくさん聴いたことは... 【続きを読む】
エッセイ

読ませる文章術入門書 『小田嶋隆のコラム道』

コラムを書く入門書。本書自体が面白いコラム集でもある。  コラムには何が書かれるべきか、書く上で意識すべきことは何か…深く掘り下げられている。  文章を書くには「創造」と「描写」が必要とのこと。そこで... 【続きを読む】
エッセイ

小市民的グルメエッセイ 『ひとり家飲み通い呑み』

アルコールとツマミの相性を“実況”してるようなエッセイ集。  B級やC級グルメに傾倒してる、小市民的スタンス。 少々ウンチクが出るものの、すかさず自分でツッコミを入れる。そうして、飄々とした自然体を保... 【続きを読む】
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難解な思想 分かりやすく 『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』

インドから日本に伝わった東洋哲学についての、ユニークな入門書。  仏教の真髄とか、“悟り”を伝える難しさとか、「喝!」の理由とか、ド派手な仏像の狙い…などなど。 難しいことを分かりやすく噛み砕いて、巧... 【続きを読む】
ノンフィクション

ドイツの街 病院や福祉施設が融合 『奇跡の医療・福祉の町ベーテル』

ドイツのビーレフェルト市の一角にある、福祉先進地域を紹介してる本。  ベーテルの前身は、教会が始めたてんかん患者の支援施設。ナチスの安楽死計画から障害者を守ったことでも知られる。  大きな建物がある訳... 【続きを読む】
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