ノンフィクション

ノンフィクション

プロ棋士も圧倒 鬼才の評伝 『真剣師 小池重明』

団鬼六の人物評伝。 天才的な真剣師(賭け将棋のギャンブラー)の破天荒すぎる生涯を、愛憎入り交じった筆致でつづる。 プロ棋士さえ圧倒する強さから「新宿の殺し屋」などと呼ばれた。 一方で、金銭トラブルが絶... 【続きを読む】
ノンフィクション

内戦の東アフリカ 体当たりの探訪記 『謎の独立国家 ソマリランド』

アフリカ東端にあるソマリアや、そこから非公式に独立したソマリランドなどの探訪記。 激しい内戦が続く“リアル北斗の拳”なソマリアにあって、ソマリランドでは人々が武器を捨てて民主主義政権を樹立したらしい。... 【続きを読む】
ノンフィクション

鬼の柔道家 面白すぎる人物評伝 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(上・下)

鬼と呼ばれた柔道家の生涯を描いたノンフィクション。 全日本連覇や天覧試合制覇、プロ柔道の旗揚げ、プロレスラーとしての海外遠征、グレイシー柔術との伝説的な対決、力道山との運命的な決闘…などなど。 波乱の... 【続きを読む】
スポンサーリンク
ノンフィクション

社会現象に困惑 確信犯的ルポルタージュ 『トラウマの国 ニッポン』

高橋秀実による、ユニークなルポルタージュ。 マスコミが報道する予定調和や、行政が掲げる理想像、世間のトレンド、社会通念などなど、現代日本における12の事例について、著者が「実際どうなの?」と取材したも... 【続きを読む】
ノンフィクション

天才同士が激突 物理学者たちのドラマ 『量子革命』

量子論をめぐる物理学者たちの人間群像。 未来は物理法則で予測可能と説いた、アルベルト・アインシュタイン。 未来は確率によらなければ分からないと主張した、ニールス・ボーア。 異なる信念を持った天才同士が... 【続きを読む】
ノンフィクション

設置の意図など、丁寧に取材 『精神科病院の保護室』

精神科病院の保護室とは、自傷や他害のおそれがある患者のための病室のこと。 本書は、全国35カ所の精神科病院にある保護室を掲載。 写真や見取図、職員らへの聴き取りなど、多面的に紹介してあり、興味深い。 ... 【続きを読む】
ノンフィクション

人気? 名物? 老舗の秘訣を探る 『にっぽん全国 百年食堂』

のれんを守って100年(前後)という、老舗食堂の探訪記。 和食や洋食などの枠にこだわらず、全国各地の42店を紹介してる。 ここだけの名物料理があるとか、何を食べても水準以上とか…そんな名店も当然ある。... 【続きを読む】
ノンフィクション

社会問題のグレーゾーンに戸惑う 『からくり民主主義』

諫早湾干拓事業から沖縄米軍基地、小さな親切運動、障害者バスケットボールまで、さまざまな物事を扱ってるルポルタージュ集。 マスコミが事件や問題を取り上げる場合、限られた放送時間や紙面の枠に収まるよう、情... 【続きを読む】
ノンフィクション

アマゾン少数民族の驚異 『ピダハン』

南米アマゾンの奥地に住む、特異な言語を操る少数民族「ピダハン」についてのノンフィクション。 著者はキリスト教の伝道師。 大学で言語学などを修めており、聖書をピダハン語に翻訳して布教を図る。 ところがピ... 【続きを読む】
スポンサーリンク