ノンフィクション

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驚くべき症例 脳神経科医が紹介 『火星の人類学者』

脳神経科医がユニークな症例を紹介してる本。  盲目が治ったために“視覚”に悩まされることになった人、有能な外科医なのにトゥレット症候群(奇矯な言動が頻発してしまう障害)という人、幼少期に住んでた寒村の... 【続きを読む】
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三十代・四十代の自死 孤立させられる社会 『助けてと言えない』

「自分の力だけではもう生きていけません。どうか私を助けて下さい」と他人へ頭を下げるためには、“自立できない自分”とか“誰かに依存する自分”を認めなきゃならない。  簡単にできそうだけど、実行するとなる... 【続きを読む】
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若者むしばむ “滅私奉公”風土や奨学金 『ブラック企業と奨学金問題』

若年層をむしばむ社会問題の実際が分かる本。 多重債務者を支援する団体が開いたシンポジウムでの、専門家たちの発言をまとめたもの。  長時間労働などの違法を強要するブラック企業でも、若者たちは正社員という... 【続きを読む】
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心理療法の世界 練達の専門家たち 『セラピスト』

心理療法について取材した、最相葉月のノンフィクション。  風景構成法を考案した精神科医・中井久夫や、箱庭療法を国内に拡めた心理学者・河合隼雄など、練達のセラピスト(治療者)たちによるカウンセリングが紹... 【続きを読む】
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情熱燃やす4年間 部活を密着取材 『東京大学応援部物語』

最相葉月のノンフィクション。 応援部員たちに密着取材し、セイシュンの悲喜こもごもを活写してる。  勉学優先だった学生ばかりの東大では、応援対象である運動部は弱く、試合では負けてばかり。それでもなお応援... 【続きを読む】
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熊本県のゆるキャラ 人気の舞台裏 『くまモンの秘密』

国内外で人気を博してる、熊本県のゆるキャラ「くまモン」。 それを裏方として支える県職員たちの、苦労話などがつづられた本。  くまモンの企画を手掛けた小山薫堂に、県職員の1人が贈った、手作りの私家本が元... 【続きを読む】
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有名・無名の職人たち 白洲正子が認めた“一流” 『日本のたくみ』

白洲正子による、工芸職人へのルポルタージュ。元は『藝術新潮』の連載だったらしい。  染織や木工、陶芸などの分野で、高い技術を発揮し、確かな実績を残してる人材を紹介。 有名な巨匠もいれば、無名の才人もい... 【続きを読む】
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稀覯本への執念 奇怪な“生態”紹介 『古本マニア 雑学ノート』

マトモな社会生活を捨て、稀覯本の収集に血道を上げるマニアたち。 数々の実例でもって開陳される、彼ら(著者も含めて?)の常軌を逸した情熱と執念には、ただ唖然とするばかり。  「古書は集めるためにあるもの... 【続きを読む】
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プロ棋士も圧倒 鬼才の評伝 『真剣師 小池重明』

団鬼六の人物評伝。 天才的な真剣師(賭け将棋のギャンブラー)の破天荒すぎる生涯を、愛憎入り交じった筆致でつづる。  プロ棋士さえ圧倒する強さから「新宿の殺し屋」などと呼ばれた。 一方で、金銭トラブルが... 【続きを読む】
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