エッセイ

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個性豊かな22書店を紹介 『本屋、ひらく』

地域の古本市に出店したり、職場のカフェで古本を販売したりしてるので、本を売ることの楽しさは実体験として知っている。 なので、「本屋を開きたい」という人の気持ちも分かる。  本書では、個人で営む全国の2... 【続きを読む】
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勘頼りに飛び込み 飲食店での“冒険” 『面(ジャケ)食い』

久住昌之の食べ歩きエッセイ。  タイトルの「面(ジャケ)食い」とは、知らない土地で飲食店を訪ねる際、自分の勘だけを頼りに飛び込んでみること。レコードの「ジャケ買い」をもじった言葉らしい。 著者が全国各... 【続きを読む】
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食の印象や感動 前向きに捉えたい 『おなかがすいたハラペコだ。』(1・2)

椎名誠の食エッセイ。正続2冊を一気読み。  世界各地に足を運び、あれこれ見聞きし、食べてきた著者だけに、話題豊富にしてネタどっさり。 のはずなのに、同じような話が頻出してる。  「高齢者の繰り言」とか... 【続きを読む】
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エッセイ

弱さや惨めさ肯定 “後退”の啓発本 『あやうく一生懸命生きるところだった』

ユニークな自己啓発本。と言うか、むしろ“後退”を指向してるエッセイ。  著者は40代の韓国人男性。 3浪して難関美大に入学、兵役を経て30歳で卒業し、会社員とイラストレーターを兼業するも、どちらにもヤ... 【続きを読む】
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恐慌の災害体験 忘れないために 『コロナの時代の僕ら』

イタリア人作家のエッセイ集。 新型コロナウイルスが同国で拡大してた時期の、不穏さがつのる中での暮らしを、淡々とした筆致でつづる。  著者は合理的メンタリティの持ち主らしく、コロナ禍という災害に対し、科... 【続きを読む】
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ユルくてヌルい 著者独自の旅行記 『日本全国 もっと津々うりゃうりゃ』

宮田珠己の紀行(?)エッセイ集、第2弾。  訪れてるのは、長崎の軍艦島とか、南西諸島の奄美大島とか、山形の出羽三山などなど。 どれも観光地としてメジャーだけど、著者独自の視点や価値観のおかげで、何とも... 【続きを読む】
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沿線ウロウロ ユルい“散歩”紀行 『ニッポン線路つたい歩き』

久住昌之の紀行エッセイ集。旅行雑誌に連載されたものらしい。  全国各地のローカル路線を訪れ、駅に降り立って、線路沿いをテクテクと歩く。“旅”ではなく“散歩”に近い、何ともユルい企画。  食堂で腹ごしら... 【続きを読む】
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そこにしか無いもの 感じ取る紀行文集 『ラオスにいったい何があるというんですか?』

村上春樹の紀行文集。  やや過激なタイトルにも思えるけど、これはベトナム経由でラオスに入る際、著者がベトナム人から訊かれたことだと。「ラオスにあるものはベトナムにもあるけど、その逆は無い。なのに、わざ... 【続きを読む】
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揺れ動く内面見せる 日記的な雑文集 『ナガオカケンメイの考え』

グラフィックデザイナーによる、2000年3月から2005年11月までの雑記集。  デザイン業界、デザイナーという仕事、プロとしての姿勢、会社経営、生き方…などなど。その時々に考えたり思ったりしたことが... 【続きを読む】
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