ノンフィクション 右派/左派とは別次元にある“自由” 『リバタリアニズム』 アメリカなどで拡大してる自由至上主義、その歴史や現状などをまとめたノンフィクション。 信奉者は「リバタリアン」と呼ばれ、市場の自由化とか、公権力の縮小、個人尊重などを進展させようと活動してる。 個人の... 【続きを読む】 2019.02.28 ノンフィクション天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 服は人なり? 奇想あふれる傑作SF 『カエアンの聖衣』 高級ブランドのスーツをさっそうと着こなしてる人は、大企業に勤めてるように見えたり、シゴトができそうに見えたりする。 だけど実は、着てる人なんか無関係で、すべてはスーツの効果かも知れない。その人からスー... 【続きを読む】 2019.02.14 天竺堂の本棚小説
ノンフィクション 本と文化を担う 山奥の行商人たち 『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』 イタリア在住の日本人ジャーナリストによるノンフィクション。 トスカーナ州の山奥にある「モンテレッジオ」は、本の行商人たちの村だった。…という話を、ベネツィアの古書店で小耳にはさんだ著者。 実際にモンテ... 【続きを読む】 2019.02.04 ノンフィクション天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 小さな本屋の人間模様 ジンセイの妙味 『燃えよ、あんず』 タイトルから想像したのは、あんずという名の元気な主人公が、逆境や挫折を乗り越えてシアワセになるという、NHKのドラマっぽい物語。「燃えよドラゴン」ネタが少々入ってたりして。 実際には、室生犀星の詩から... 【続きを読む】 2019.01.27 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! 無償や廃棄を前提にはしたくない 福祉作業所の製品を扱っている某セレクトショップ。私はしばしば訪れます。 ウチの製品を置いて下さっている関係もありますが、よその作業所の製品に触れることで、多くの学びや刺激が得られるからです。 近ごろ目... 【続きを読む】 2019.01.27 施設長の学び!考え・気付き
ブロポタ 山鹿市山鹿-JR熊本駅前:「ゆうかファミリーロード」を南下 終点に設けられているゲート 熊本県の北部にある山鹿市から、ブロンプトンで熊本市まで南下しました。 今回は鉄道と路線バスを利用。ブロンプトンに乗るようになって、初めての本格的な輪行となりました。 輪行の... 【続きを読む】 2019.01.19 ブロポタポタリング&輪行
マンガ 吃音の主人公 さいなむ感情伝わる 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 押見修造のマンガ。 主人公・大島志乃は吃音(作中での言及はない)に悩む高校生。 しゃべろうとすると発話がおかしくなり、焦るほどに何も言えなくなってしまう。教師やクラスメイトらは、志乃のつらさを理解でき... 【続きを読む】 2019.01.16 マンガ天竺堂の本棚
ノンフィクション 弔いたがる人々 “慈悲”の実際 『ペットと葬式』 近年メジャー化しつつある“ペット葬”などについて取材した本。 著者は新聞記者や雑誌編集者を経て、実家の寺(浄土宗)を継ぐため仏門に入ったという人物。 現代ではペットの地位が“家族の一員”に昇格し、人間... 【続きを読む】 2019.01.13 ノンフィクション天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 荘厳にしてドロドロ 濃密なSF大作 『零號琴』 飛浩隆のSF大作。 謎の知性体「行ってしまった人たち」が残した文明遺産のおかげで、人類が外宇宙へ進出してる未来世界が舞台。 惑星・美縟に埋もれてた超巨大楽器・美玉鐘が復元され、開府500年の記念祭で鳴... 【続きを読む】 2019.01.08 天竺堂の本棚小説