天竺堂の本棚 友達同士のワチャワチャな旅行記 『ボートの三人男』 19世紀イギリスの青年3人と犬1匹が、手漕ぎボートに乗り込み、テムズ河を何日もかけてさかのぼる物語。 しばしば“ユーモア小説”として紹介されたりする。 河沿いの名所・旧跡のガイドとか、耽美的な記述があ... 【続きを読む】 2023.10.17 天竺堂の本棚小説
ブロポタ 嘉島町「浮島神社」:自転車のお守りをもらいに 湧水池に浮いているように見える浮島神社 熊本県嘉島町にある「浮島神社」を訪れました。 元来は縁結びや安産の神様。と同時に、自転車の安全祈願のお守りも扱っているそうで、いただきに参拝したいと思っていたの... 【続きを読む】 2023.09.18 ブロポタポタリング&輪行
天竺堂の本棚 予想外の展開に「そっちかよ!」 『異常(アノマリー)』 仏人作家による、ジャンル横断的な群像劇。 フランスからアメリカへ向かう旅客機が、大西洋上空で嵐に遭い、乗客や乗務員に“異常”な現象が降りかかるという話。 この“異常”によって人生が大きく変化することに... 【続きを読む】 2023.09.05 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! 「マイペースで」と言う時の覚悟 作業は器用にこなせるけれど、しばしば体調を崩してしまう人がいます。四肢を動かすこともままならないのに、熱心に働こうとする人もいます。 ウチの施設を利用する人たちは、障害程度も作業能力も、健康状態や勤労... 【続きを読む】 2023.08.25 施設長の学び!現場の学び
天竺堂の本棚 数奇な運命に翻弄されまくる一族 『百年の孤独』 母方の祖父は102歳で亡くなった。 その祖父の葬儀の真っ最中に、私の息子が生まれた。 私は産院にいたので、葬儀の様子は知らないが、祖父の曾孫が誕生したと葬祭場でアナウンスがあったそうだ。 祖父と曾孫は... 【続きを読む】 2023.08.08 天竺堂の本棚小説
雑記あれこれ 『純粋理性批判』読解記(その10)振り返ってみる 淡々と読解は続いています。 読もうと思い立ち、この記事を書いたのは2021年6月1日。実際に『純粋理性批判』を読み始めたのは同年8月24日でした。 近ごろは、週に1~2節ほど読み進んでいます。読むペー... 【続きを読む】 2023.07.28 雑記あれこれ
エッセイ 個性豊かな22書店を紹介 『本屋、ひらく』 地域の古本市に出店したり、職場のカフェで古本を販売したりしてるので、本を売ることの楽しさは実体験として知っている。 なので、「本屋を開きたい」という人の気持ちも分かる。 本書では、個人で営む全国の22... 【続きを読む】 2023.07.20 エッセイ天竺堂の本棚
施設長の学び! 知らずに参入計画? 一緒に働く相手 異業種交流会のような集まりに参加したことがあります。 さまざまな職業の人たちとの懇談は、私に少なからぬ刺激をもたらしてくれました。 そこで出会ったAさんについて書きます。 私が福祉作業所の施設長である... 【続きを読む】 2023.06.23 施設長の学び!考え・気付き
天竺堂の本棚 どっぷり浸れる 濃密な物語世界 『サラゴサ手稿』(上・中・下) 中世スペインの山中を旅する青年騎士が、いろんな人びとに出会い、いろんな話を聴かされる、61日間の物語。 出てくるのは、謎めいたイスラム教徒の美人姉妹や、神秘を探求するカバラ学者、元貴族というジプシー族... 【続きを読む】 2023.05.27 天竺堂の本棚小説