天竺堂の本棚

友達同士のワチャワチャな旅行記 『ボートの三人男』

19世紀イギリスの青年3人と犬1匹が、手漕ぎボートに乗り込み、テムズ河を何日もかけてさかのぼる物語。 しばしば“ユーモア小説”として紹介されたりする。 河沿いの名所・旧跡のガイドとか、耽美的な記述があ... 【続きを読む】
ブロポタ

嘉島町「浮島神社」:自転車のお守りをもらいに

湧水池に浮いているように見える浮島神社 熊本県嘉島町にある「浮島神社」を訪れました。 元来は縁結びや安産の神様。と同時に、自転車の安全祈願のお守りも扱っているそうで、いただきに参拝したいと思っていたの... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

予想外の展開に「そっちかよ!」 『異常(アノマリー)』

仏人作家による、ジャンル横断的な群像劇。 フランスからアメリカへ向かう旅客機が、大西洋上空で嵐に遭い、乗客や乗務員に“異常”な現象が降りかかるという話。 この“異常”によって人生が大きく変化することに... 【続きを読む】
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施設長の学び!

「マイペースで」と言う時の覚悟

作業は器用にこなせるけれど、しばしば体調を崩してしまう人がいます。四肢を動かすこともままならないのに、熱心に働こうとする人もいます。 ウチの施設を利用する人たちは、障害程度も作業能力も、健康状態や勤労... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

数奇な運命に翻弄されまくる一族 『百年の孤独』

母方の祖父は102歳で亡くなった。 その祖父の葬儀の真っ最中に、私の息子が生まれた。 私は産院にいたので、葬儀の様子は知らないが、祖父の曾孫が誕生したと葬祭場でアナウンスがあったそうだ。 祖父と曾孫は... 【続きを読む】
雑記あれこれ

『純粋理性批判』読解記(その10)振り返ってみる

淡々と読解は続いています。 読もうと思い立ち、この記事を書いたのは2021年6月1日。実際に『純粋理性批判』を読み始めたのは同年8月24日でした。 近ごろは、週に1~2節ほど読み進んでいます。読むペー... 【続きを読む】
エッセイ

個性豊かな22書店を紹介 『本屋、ひらく』

地域の古本市に出店したり、職場のカフェで古本を販売したりしてるので、本を売ることの楽しさは実体験として知っている。 なので、「本屋を開きたい」という人の気持ちも分かる。 本書では、個人で営む全国の22... 【続きを読む】
施設長の学び!

知らずに参入計画? 一緒に働く相手

異業種交流会のような集まりに参加したことがあります。 さまざまな職業の人たちとの懇談は、私に少なからぬ刺激をもたらしてくれました。 そこで出会ったAさんについて書きます。 私が福祉作業所の施設長である... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

どっぷり浸れる 濃密な物語世界 『サラゴサ手稿』(上・中・下)

中世スペインの山中を旅する青年騎士が、いろんな人びとに出会い、いろんな話を聴かされる、61日間の物語。 出てくるのは、謎めいたイスラム教徒の美人姉妹や、神秘を探求するカバラ学者、元貴族というジプシー族... 【続きを読む】
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