天竺堂の本棚

養成と選別 警察学校の物語 『教場』

警察学校を舞台にした、オムニバス短篇集。 生徒たちの視点から、冷徹な教官による厳しい訓練と、そこで生じる葛藤などが描かれる。 警察官の養成機関である警察学校。 それを、警官に向く者と向かない者を分ける... 【続きを読む】
ノンフィクション

設置の意図など、丁寧に取材 『精神科病院の保護室』

精神科病院の保護室とは、自傷や他害のおそれがある患者のための病室のこと。 本書は、全国35カ所の精神科病院にある保護室を掲載。 写真や見取図、職員らへの聴き取りなど、多面的に紹介してあり、興味深い。 ... 【続きを読む】
施設長の学び!

ほめ上手を目指して

ウチの職員が、興味深い知識を披露してくれました。「自己肯定感を育む」という研修で学んできたそうです。 それは、相手をほめるための、ある種の“技術”でした。 支援の現場においては、利用者さんの自己肯定感... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

自由への“感度”を育もう『勉強するのは何のため?』

「なぜ勉強するの?」「なぜ学校に行くの?」という素朴な疑問に、教育哲学の先生が答えた、中高生向けの本。 勉強とは何か? 私たちが“自由”を獲得する(「これが自由なんだ!」と実感できるようになる)ために... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

ネタとギャグ 乱れ撃ちのスパイ小説 『定吉七番の復活』

東郷隆による、キレまくってるスパイ(ギャグ?)小説。 「殺人許可証を持つ丁稚」「世界で最も危険な丁稚」などと呼ばれる定吉七番が主人公。 大阪商工会議所秘密会所に所属し、関西経済界の利権を守る敏腕情報部... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

死に方だって前向きに 『小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?』

独身者が自宅で死を迎える“在宅ひとり死”。 これを果たす方策について、社会学者の上野千鶴子が書いた対談本。相手は日本在宅ホスピス協会会長の小笠原先生。 死に方を選べるとすれば、実はガン死が一番良いらし... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

琉球舞踊めぐるドラマチックな物語 『黙示録』(上・下)

池上永一の琉球王朝モノ。 舞台は18世紀。 清国と徳川幕府に従属し、軍事や産業で劣る小国・琉球は、文化や芸術に力を入れて影響力を増すという独自の外交政策を展開してた。 賤民だった主人公は、才能を見出さ... 【続きを読む】
施設長の学び!

傾聴をはばむ4つの“心の動き”

某保険会社のセミナーで、クレーム処理に関連して、興味深いことを教わりました。 クレームへの対応を行なう際、自分の言動から排除しておかなければならない、4つの“心の動き”。 これらにとらわれると、クレー... 【続きを読む】
施設長の学び!

豊かになるということ

お金をもらって嬉しくない人はいないはず。私も嬉しい。あなたも嬉しい。施設の利用者さんも嬉しい。 ウチは工賃額が誇れる施設ではないのですが、それでも毎月の工賃日には、受け取った利用者さんたちの顔に笑みが... 【続きを読む】
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